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【名前】鬼人正邪 【出典】東方Project/妖怪ロワ2 【性別】女 【年齢】不明、見た目は少女 【種族】天邪鬼 【人物】 何でもひっくり返す程度の能力を持つ、天邪鬼の少女。キルラキルとか言ってはいけない。 人が嫌がることを好み、人を喜ばせると自己嫌悪に陥る。命令は絶対に聞かない。自分が得しても見返りは与えない。人間、妖怪に嫌われるのは当たり前だったが、彼女は嫌われると喜ぶ……という正に「あまのじゃく」という言葉が似合う嫌な性格。 東方輝針城から登場した5面ボスであり、同作における異変の真の黒幕。 安定した幻想郷をぶち壊し弱者が支配する楽園を作るという野望を持っており、輝針城では野望達成の手段として小人の一族の末裔である針妙丸を騙して利用したことが異変の発端となっている。更に異変解決後は針妙丸を見捨てて逃げるなど、自分のためだけに何も知らない他者を利用することを厭わない典型的な「吐き気を催す邪悪」である。で、ついたあだ名がゲスロリ。 設定上はあくまで小物の妖怪で大した力は持ってない……ハズなのだが、ゲーム上で戦うとめっちゃ強い。背後から襲い来る弾幕や何でもひっくり返す程度の能力による画面反転&操作上下左右反転などがとにかく曲者。ボムによるゴリ押しが弱点であると言えるが、逆に言えばボムがないと攻略難易度が格段にはねあがる(ボムを使ったらスペカ取得は諦めるしかない)。実力は5ボス史上最凶と言っても過言ではない。 まさかの自機に抜擢された次回作の「弾幕アマノジャク」では輝針城での騒動により幻想郷中からのお尋ね者になっている。 【あらすじ】 妖怪ロワ2においては一マーダーとして鬼太郎と最遊記八戒と弾幕合戦を繰り広げたり、他の参加者に嘘を吹き込むなどして暗躍した正邪。 終盤にてマーダーから足を洗ったフリをして最遊記悟空を騙し討ちで殺したことで、悟空の仲間であり因縁ある八戒を怒りを買ったのがアダになり、悟浄の忘れ形見である錫杖を腹にうけ、命を散らした。 そんな彼女はこのオールリピロワにて再び生を受けることになる…… 【本ロワの動向】 ロワ開始直後に初っ端から自殺しようとしている赤毛の少女を発見。 事情は知らないが何もかもに絶望しきってた様子の少女を草むらから伺い、人の絶望を喜ぶ正邪が助けるわけもなく見世物でも見るかのように愉悦の表情で自殺ショーを眺める正邪。 いっそ煽ってもっと絶望させてやろうかと草むらから出ようとするが、そこへ自分より高い妖力(魔力)を持つ女、ウタウタイのゼロの気配を察知し話を聞いてくれそうな雰囲気でもなかったので、少女やゼロがこちらを察知する前にその場から離脱する。 この時、正邪とニアミスした少女とは思わぬ場所で再会することになるのだが、それは後の話。 楽しんでいた自殺ショーの結末を見損ねた正邪だが、気を取り直して本格的に行動を開始する。 以前の殺し合いと同じく、彼女はマーダーとして行動を開始。 できれば自分を殺した八戒がこの殺し合いにいれば、嘘の噂を流して貶めてやろうと考えたが、参加者にいなかったので断念。その代わりに八戒の仲間であり自分が殺した孫悟空(作品やロワの出典が違う別人だが)と同じ名前の者がいたため、半ば八つ当たり的に悪評を流すことを念頭に入れる。 それだけ正邪は腹に負わされた傷を根に持っており、そして同時に恐れている証左であった。 行動方針はマーダーであるものの、300人近い参加者を一度に相手にできる実力は自分にはないことは自覚していたため、最初は迂闊に暴れ回らずに偽の情報を流して対主催の混乱を招いて勢力の拡大を防ぎ、殺し合いに乗るべきか否か悩んでいる者をマーダーに引き込むなど、殺し合いをかき乱して参加者を減らしていく扇動ステルスマーダー方針で進む。 その過程で、かつて鼠に騙されて干支に入れなかった十二支の猫に下剋上を唆してステルスマーダーにし、有力になりそうな対主催グループなどは悪評を流して他の対主催への合流を遅らせた。せがたロールや肉体言語タッグ、キモティカ組や魔王ゼロのグループなどが中々他の対主催グループに接触できなかった要因が、この正邪にもある。 マーダーとしてはいささか地味な動きではあるが、後半にて有力な対主催グループにほとんど接触できないまま肉体言語タッグやキモティカ組が全滅したことを考えると対主催陣営にかなりの打撃を与えている。 とはいえ、正邪自身も全くの無傷とはいかず、対主催にもジョセフなど正邪の嘘を見抜けるものも数多くいた上、殺し合いの主催などやった覚えはないのに一反木綿が「鬼人正邪は道具ロワでは主催の一人だった」という発言も出て、ついには幻想郷での正邪の悪行を知る比那名居天子が情報を拡散したことにより、前半の終わり頃までには対主催陣営のほぼ全体から警戒されてしまい、安易に近寄ることができなくなってしまった。 殺し合いが後半に入ると、全ての参加者に害を成す魔神の如き存在、小保方マザーが出現。 これに対し対主催達は西の連合軍、東の同盟軍と小保方マザーを討つための軍団と包囲網を作り上げていた。 一方、一部のマーダーたちも小保方マザーの出現に危機感を覚え、あくまで一時的なものだが結託し、対主催の築き上げた包囲網に便乗して北側から小保方マザーを攻め討とうとする。 そのメンバーは悪魔猫、黒贄、小次郎、書文、そして正邪である。 さすがの正邪も小保方マザーは危険であると判断しての参加であった……少なくともこの頃は。 そして小保方マザー包囲網戦は始まった。 だが戦況はとても厳しいものであり、白面一派を加えた小保方マザー勢力の熾烈な攻撃の前に晒されて次々と参加者が脱落していく。 この上に連合軍旗艦ラー・カイラムの突然のフレンドリーファイア。同盟軍旗艦ブリとん号の轟沈。悪魔猫たちとは違う、マーダーたちの背後からの進撃により包囲網は瓦解し始める。 その中で正邪は包囲網作戦が失敗に終わると見立てるやいなや、悪魔猫たちを背後から攻撃して裏切ったのだ。 最初は自分にも害になる小保方マザーを殺すべきと考えていたが、自分たちの不利を悟ると白面一派に取り入り、小保方マザーを利用して参加者の数を減らす方針に変更したのである。 弾幕や何でもひっくり返す程度の能力によって悪魔猫たちを翻弄するも、流石に強者揃いだったため、多少のダメージを与えはしたが殺すには至らず。 ここで下克上したくてもできない実力差を悪魔猫たちに教えられ、正邪は自分が弱小妖怪に過ぎないことに歯がゆさを覚える。 しかし彼女の冷静な部分が無理に戦って命を散らす必要はないと考えたため、悪魔猫たちが大量の赤さんに足止めされて身動きが取れなくなった瞬間を見計らって逃げだした。 そして彼女は優勝への近道として小保方マザーを利用している白面一派に寝返ろうとする、が、ここで思いもよらぬ事態が発生する。 取り入ろうとする前に白面一派は壊滅し、白面の者もエレンによって討たれたのである。 拠り所を失い、「裏切るタイミングを間違えた……」と彼女は途方に暮れる。 一度裏切った以上、悪魔猫らに取り入るのはもう不可能だろうし、奴らのような強マーダーを殺せるような実力が自分にはないことを先ほど教えられた。 それで優勝を諦めて対主催に取り入ろうにも自分が危険人物である情報は既に対主催間に行き渡っていてどのグループにも参入は厳しい。 生き残るにはどうすべきかと彼女は必死で考える。 するとそこへ、彼女に転機が訪れた。 主催者たちの意向により、正邪は主催本拠地に転送されたのである。 目が覚めると、正邪は多くの者に囲まれていることに気づいた。 その者たちはは呪術王や鏡形而、多くの魔王たち、神星人など、ひと目で神に等しい力を持つものが結集しているのがわかった。ちょっとでも逆らえば、小物妖怪である自分などひと捻りだろう。 下克上を野望とし、天邪鬼である彼女としては逆らいたくなる相手ではあるがここは生存のためにグッとこらえる。 彼らの口から、我々こそこの殺し合いを開いた主催者であると告げられ、さらに正邪をここに招いたのは自分たちの手伝いをして欲しいからであると伝えられた。 そして、正邪は参加者の中ではいち早く、この殺し合いの真の目的を教えられることになる。 主催者の目的は「神堕とし」であり、端的に言えば自分たちよりも高い次元にいる神々を打ち倒し、成り代わってしまおうという計画だ。 そのためにはまず50の殺し合いの妄念から産まれ、創造神に等しい能力と全てを超越した力を持つに至った、魂と妄想の集合体・セカイジュの掌握が不可欠である。 会場の中央に生えているこの大樹は、殺し合いによって生じる感情エネルギーを餌にし、成長の糧としている。 この大樹を自分たちにとって都合のいい「兵器」に成長させるため、より濃厚な負の感情エネルギーを与えるのがこの殺し合いが開かれた理由であったのだ。 この話を聞いて正邪が興味をそそられないわけがなかった。 彼女の野望は下剋上であり、主催者たちの目的も高次の存在への、まさに下剋上であった。 さらに上を支配すれば下を支配できるのも道理であり、セカイジュを支配できれば50の殺し合いに関わった世界全てを支配できるとも主催たちは語った。 もし主催の尖兵として働くなら、報酬として征服した世界の一部をくれてやるとも言い、さすればそこで自分の目指している弱者が支配する楽園を作り出すことも可能だ。 正邪にとってなんとも魅力的な目的と報酬であろうか。 だが、このままでは彼女が主催の一員として働くにはあとひと押し足りなかった。(主催は自分を散々使い潰して最後はボロボロの雑巾のように捨てるつもりでは?)という疑念が正邪を悩ませた。そもそも他人の命令は聞かないのが天邪鬼である。 しかし、主催の一人である道具ロワ主催のドラえもんが放った言葉により、正邪の心が決定的に揺らぐことになる。 「まあ、おまえではまず無理だろう。おまえの代わりなどいくらでもいるしな」 これが道具ロワドラえもんが道具ロワにおいては放送係だった正邪の、天邪鬼の性質を知ってるが故のさし金か単なる煽りかは不明だが、相手の言葉の反対の行動を取りたがるのが天邪鬼。天邪鬼の性か侮蔑を含めた言葉に怒ったのかその両方か、正邪は主催に了解してしまった。(そもそも主催の前に一人で招かれた時点でNOと言えば殺される道しかなかったろうが) この時点より正邪は主催と契約を交わし、尖兵として働くジョーカーとなった。 さらに主催たちは、今の正邪の実力不足を考慮して改造手術を施すことにした。 手術によって正邪に与えられた力の名は「ヴォルケーノ」。 ヴォルケーノとは獄炎を使う殺戮と破壊衝動のみ根本とした無秩序な破壊者であり、オリロワ5の終盤にて出現し、虐殺の炎を撒き散らした存在である。 しかも肉体を乗っ取られたミラスとは違い、正邪の場合はヴォルケーノの力のみを与えられたため、乗っ取られる心配は一切ない。 加えて他者の負の感情を喜びとする天邪鬼の性質と、憎しみを糧にする魔人の力は非常によく噛み合っており、改造を施した道具ドラによると、最大で能力をミラスのヴォルケーノと比べて120%まで発揮できるらしい。 改造人間ならぬ改造妖怪となり、やつは無敵になった! 弱点はもうヤツにはない! おそらく反則もヤツにはきかないッ! 超火力!超動体視力!誰もピチュれない! アルティミット・ファウル・シイング 『究極反則生命体、正邪の誕生だッーーっ』 ……失礼、ネタに走った。 所詮小物に過ぎなかった天邪鬼が、大妖に等しい存在に昇華したのである。 この正邪に一対一で勝てる参加者はそう多くないだろう。 悟空やサイタマ辺りなら話も変わってくるだろうが、悟空はデビルひで戦での敗北から未だ消耗しており、正邪の改造が終わった頃にはサイタマは戦死している。本当に彼女を止められる存在は多くはないだろうと思われた。 正邪はもし、主催が裏切って約束を守らなかった時はヴォルケーノの力を持ち逃げする算段を企てるほどだった。 この圧倒的すぎる力があれば少なくとも幻想郷を一晩あれば制圧できるだけのパワーがあると確信したのであり、死ぬまで借り続ける……どころか死んでも返さない腹づもりであった。 ついでに主催から辞令が下る前に殺し合いでこれまで起きた出来事を。暇つぶしも兼ねてモニターで確認する。 色々な悲劇が目白押しであったがその中でもレッドドラゴンビルで対主催のミラスが危険対主催のセリュー@アニロワ3に惨殺されるところはあまりにも絶望的過ぎて、常人なら悲しむか嘔吐するところを笑い転げながら見ていた。 一方、ロワ最序盤で見かけた自殺しようとしていた赤毛の少女・朝之光希は、結局自殺は未遂に終わり、紆余曲折経て今も対主催として頑張っているらしい。 人の喜びを見ると嫌悪したくなる正邪にとっては面白くない話であった。 もっともその光希も彼女の奉仕マーダーとなった月元と戦う羽目になり、いい気味だとモニターごしに観戦する正邪。 だが途中で主催からの出撃命令が来てしまい、モニターの中で展開される光希と月元の戦いの決着を見届ける前に出撃することになった。 主催から与えられた任務とは、浮遊要塞ダモクレスとそこから放たれる1つで大破壊をもたらす爆弾フレイヤを使って殺し合いを助長するマーダー・ロジェ長官の手伝いをせよ、とのことだった。 正邪が降り立った頃にはダモクレスには次々と対主催たちが攻め込んでおり、正邪は対主催の背後をつく形でダモクレスに侵入した。 ダモクレスに侵入した対主催を弾幕やひっくり返す程度の力、そしてヴォルケーノの獄炎で燃やしていく。 対主催の心地良い悲鳴と博麗の巫女すら一瞬で灰に変えられそうな絶大なパワーに正邪はエクスタシーすら覚えていた。 そしてヴィエル・ヒューナルと化した胡桃と、彼女を救うために奮闘していた遊矢、セイバー、モードレッドの対主催三人組を補足。 遊矢たちがこちらに気づく前に背後からの弾幕攻撃で一気にカタをつけようとした。 人間である遊矢に至ってはヴォルケーノに変身するまでもなく殺せると思い、正面の胡桃に集中している以上、躱すことはまず不可能。そう思い非情の弾幕は放たれた。 だが弾幕は遊矢の背後を守るようにして現れた異形の戦士に防がれた。 正邪「なにっ!?」 遊矢「君は!」 光希「くるみちゃん先輩の友達で魔闘士ロージィ、いや。 またの名を正義の味方! 仮面ライダークウガ・ロージィ!」 クワガタとバラを足した戦士、死亡した月元から霊石の力を譲り受けて新生したヒーローである朝之光希が遊矢たちを弾幕から守ったのだ。 仮面ライダークウガ・ロージィこと光希であり、遊矢と同じく胡桃とも縁の深い彼女も、胡桃を助けるためにダモクレスに駆けつけたのである。 彼女の乱入によって正邪の奇襲は失敗に終わり、四人の対主催とデュエルモンスターたちを敵に回した正邪は万事休すと思われた。 正邪「な~んてな! 私が何の対策もしてないと思ったか!」 正邪がここで奥の手であるヴォルケーノに変身し、放った獄炎で次々とセイバーとモードレッドのモンスターを破壊し、セイバーとモードレッド、光希も傷つけられ、逆にに遊矢たちがピンチに陥る万事休すの状態になった。 デュエルという正邪の知らない土俵で戦ったがために攻めきれなかったきらいはあるものの、その絶大な能力で苦戦させる。 一度は悠矢の切り札の一枚である「スマイルワールド」すらあまのじゃくの呪いで打ち破ったほどであり、状況は正邪の方が有利だった。 ……遊矢が一枚のカードを引くまでは 遊矢「約束したんだ。 何度辛い目に遭っても、何度迷っても、俺は俺の信じるデュエルをまっすぐ貫くって!」 正邪「嘘、だろ……。なんでひっくりがえらない。なんで心変わりしない……。 まさか、お前、その笑顔は嘘だっていうのか!? 私がひっくり返すまでもなく、お前はずっと偽りの笑顔を浮かべてきたってのか!? くそ、お前のほうがよっぽど天邪鬼じゃねえか!」 正邪がヴォルケーノと化したことで有利と不利は確かにひっくり返った。 だが、遊矢の心まではひっくり変えることはなかった。 それもその筈、彼は顔に笑顔を浮かべながらも背中には悲しみを背負っていた。 これではひっくり返しても笑顔→泣き顔×悲しみ→喜びにより落差が生まれない。 そしてただの人間でありながら大きな力の前に絶望の色を見せず「誰かを喜ばせる」信念を貫く遊矢相手に、逆に動揺しだす正邪。 自らの精神を、存在そのものを嘘偽る、天邪鬼である自分を超えたアマノジャクが現れたからだ。 天邪鬼の本質に対して自分が「下克上」されてしまったのである。 そんな正邪が動揺した隙をついて、遊矢以外の対主催が正邪を攻撃して足止めし、その隙に遊矢は胡桃を救助するための「エンタメ」を始めるのだった。 正邪「待てよ、待ちやがれよ! 私は、負けていない! 私は、恐れてなんかいない! 私は天邪鬼なんだ。生まれ持ってのアマノジャクなんだ! 私が、私こそがアマノジャクなんだあああ!」 吠える正邪を尻目に遊矢のとった行動はなんとダーク・リベリオンを召喚して胡桃を撃破するものだった。 胡桃が殺されたと思って、遊矢に食ってかかるモードレッドと膝をつく光希。 だが、胡桃を撃破したのはこれから起こる奇跡のショーの布石に過ぎなかった。 EM プリンセス・エリーゼのP効果:モンスターが破壊された時、そのモンスターを特殊召喚する「ビフレスト」 そして 理想郷の魔術師のP効果:墓地から儀式、融合、シンクロ、エクシーズモンスターが特殊召喚される時、その効果を無効にし、代わりに召喚素材となったモンスターを特殊召喚する「あの日の理想郷(ユートピア)」 これらの効果によって胡桃は死ぬことなく復帰できる。 しかもただ復活するだけではなく、彼女を蝕んでいたt-abyss、STAP細胞、ダーカーが分離した状態で復活するのだ。 胡桃は蘇り、元の人間に戻ることができたのだ。 このエンタメの結末に本人はもちろん、セイバーやモードレッド、光希、そして遊矢自身も笑顔にした。 だがこのエンタメが気に入らない者がこの場に一人いた。 鬼人正邪である。 彼女はただの人間である遊矢に精神的に圧され、都合の良い喜劇を見せつけられたことに腹を立てていた。 何より自分以上のアマノジャクが現れたことが許せなかった。 故にエンタメをぶち壊しにするために、負けを認めないために、下克上するために……この場にいる何もかもを焼き尽くすことにした。 正邪「まとめて燃やしてやるよ! アビス・ノヴァ!!」 全てを灰燼に帰すヴォルケーノの奥義が放たれた。 遊矢たちはこれに対しカードで対処しようとするが、しかし…… 遊矢「トラップカードが発動しない!?」 セイバー「モンスターカードもだ?! どうして守備表示にならない!」 正邪「はっはっは。私の狙い通りだな!」 遊矢やセイバーたちがつけているデュエルディスクは機械であり、機械はあまりに強い炎熱には弱いと踏んだのだ。 正邪の目論見通り、デュエルディスクは熱で誤作動し、カードが効果を発揮しなくなった。 強引で反則的なやり口だが、カードに頼って戦うデュエリスト相手には確かに効果的ではあった。 光希「超変身!……ぐううううううううッ!!」 光希が意を決して、クウガではもっとも高い防御力を誇るタイタンフォームになり、痛みと熱さを堪えて全員の盾になるが、強すぎる豪火と光希の体にある魔界植物は炎とは相性最悪であることも加えて、ものの数秒で燃え尽きるだろう。 そしてそのまま五人全員を焼き尽くせば自分以上のアマノジャクは消え、ロジェを援護する任務もまっとうできる……正邪はそう思っていた。 突如、デュエルモンスターとは違うモードレッドの一枚のカードが輝きだし、それに伴い漆黒の戦士が現れ、遊矢たちを飲み込んでいた地獄の炎が一瞬で立ち消えてしまうまでは。 正邪「!? こいつ火が効かない!!」 光希「この姿は……?」 胡桃「光希が黒くなった?!」 セイバー「モードレッド、そのカードは?」 モドレ「デッキに間違えて入れてた奴だ。しかし『絆』も捨てたもんじゃねーな」 ダモクレスに攻め込む前に、モードレッドがインデックスから譲り受けた際にデッキに入ってしまったカード――絆のタロット。 その効果は奇跡を起こすことであり、その結果、光希は究極の戦士であるアルティメットクウガに進化したのである。 アルティメットクウガの力の1つには周囲の物質を構成する原子・分子を操ることで、物質をプラズマ化し発火・炎上させる技「パイロキネシス」があり、これによってヴォルケーノの火炎能力を相殺したのだ。 つまり光希がこの場にいる限り、正邪は遊矢たちを焼き殺すことはできないのである。 遊矢たちのデュエルディスクも熱で一時的に誤作動は起こしたものの、無事に再起動し、デュエルの続行は可能。形勢は再び遊矢たちに傾いた。 正邪「クソ、クソッ、チクショオーーーーーーーッ!!」 策を打ち破られ、天邪鬼としてのプライドも壊された正邪はとうとうキレてしまった。 もはや策などなく、怒りのまま発狂《ルナティック》級の弾幕と炎を周囲に撒き散らした。 されどパイロキネシスを得た光希に守られることで遊矢たちにそれらが届くことなく、むしろ無差別攻撃によって仲間であるハズのヴィエル・ヒューナルたちとダモクレスにダメージを与えてしまう。 更にこれによって足場が崩壊して正邪自身と最前列で味方を守っていた光希がダモクレスの下層部に落下してしまった。 下層部で行われる鬼人正邪と朝之光希、天邪鬼と植物魔人、悪党とヒーロー、絶望を生み出す者と絶望していた者、ヴォルケーノとアルティメットクウガによる二人の死闘。 正邪が無差別攻撃でダモクレスの一部を崩壊させたことが、これが結果的に自分と光希をわけのわからないデュエルの土俵から引きずり落とすことに繋がり、実力を発揮できるようになった。正邪にとっては嬉しい誤算である。 光希さえ始末できれば遊矢ら決闘者のディスクを再び熱暴走させて今度こそ殺せる可能性が見えてきた。 まずは遊矢たちを殺すための最大の障害と化した光希を殺すことに専念する。 それ以上に何より正邪は光希の存在が気に入らなかった。 元ロワで絶望しきっていた自殺志願者のハズが立ち直り、何度叩きのめされても立ち上がり、自分の邪魔をして遊矢による精神的敗北を誘発、最終的に今の自分と互角の力を得ているときた。 さっきまでは何でもない有象無象の参加者に過ぎなかったが、今では最序盤で補足した時に殺しておくべきだったと思わせるくらいの怨敵と化しているのだ。 本性を隠しもせず、殺意を剥き出しにして襲いかかる正邪。 正邪「おまえさえいなければ……殺してやる殺してやる殺してやる!!」 お互いに発火能力が効果を発揮しない以上、頼れるのは己の肉体のみとなった。 互いに80~100tを超える拳と蹴りの押収が続く。二人共天邪鬼や植物魔人の状態のままだったら、とっくの昔にミンチになっている威力の打撃を打ち合っているのである。 殴られるたびにその部分から出血し、血を吐く2人。とても中身に少女が入っているとは思えない泥臭い戦いが展開される。 実力は互角であるが、このまま殴り合っては共倒れになってしまうと見越した正邪はある技を使うことにした。 彼女が本来持っている「何でもひっくり返す程度の能力」と「スペルカード」である。 正邪「欺符 逆針撃!」 光希の背後から突如、弾幕が襲いかかった。 その弾幕は正邪がヴォルケーノと化しているため、威力が格段に上がっており、光希の背中を抉る。 さらに正邪は情け容赦なく畳み掛ける。 正邪「逆符 イビルインザミラー!」 光希が反撃に殴りかかろうとしたところを、左右の感覚を逆転させ混乱させているうちに弾幕を叩き込んだ。 正邪「逆転 リバースヒエラルキー!」 今度は上下左右の感覚までも反転させ、まともに動けなくなったところを弾幕と共に拳を叩き込んでタコ殴りにした。 そうしてボロボロになった光希を見下しつつ、勝ち誇る正邪。 正邪「私が元々持っていた何でもひっくり返す程度の能力の味はどうだ?。 卑怯とか言うなよ? どんな手を使っても生き残ったもんが勝ちなんだよ」 頭を殴り潰して決着をつけようとゆっくりと歩み寄る正邪。 正邪「安心しろよ。他の四人も全員仲良く殺してやるよ。 おまえはお仲間が焼かれてのたうち回ってる様をあの世から見てるがいいや」 余裕の表情で嘲笑う正邪。 しかし、光希は再起したと同時に、油断しきっていた正邪に対して足から生やした花弁状の剣「ブラッティザッパー」で斬りかかる。 一瞬の隙を突かれて片腕が切断させられ、悲鳴をあげる正邪。 正邪には二つの失敗があった。 自分が先に本来の能力を使ったことで光希にクウガになる以前の能力も使える可能性を教えてしまっていたのだ。すなわち光希は「仮面ライダークウガ」ではなく「魔闘士ロージィ」としての能力を使ったのである。 正邪は光希がクウガだけでなくロージィとしての能力が使えることを失念していた。 そしてもう一つは仲間を貶める発言、これが光希の怒髪天をつき、怒りに火をつけてしまったのだ。 ――仲間を殺された猪八戒のように。 光希の眼差しにかつて自分を殺した八戒とよく似た眼差しを感じた正邪は大いに焦り、がむしゃらに弾幕を放つも、パイロキネシスによって弾幕を全て焼き払われてしまう。 ならばスペルカード「リバースヒエラルキー」で感覚を上下左右ひっくり返そうとするが、同じ手は二度と喰うかと言わんばかりに光希はこれを気合で押切り、逆に接近を許してしまう。 反撃に蔓による捕縛技「ラナーウィップ」で捕らえられ、先述の花弁状の剣「ブラッディザッパー」による止めどない足技の連撃「クリムゾンラッシュ」を浴びせられてしまう。 猛反撃に合い満身創痍となった正邪に、トドメを刺すべく、光希は両足にありったけの力を込めて必殺の蹴りを放たんとする。 ブラッティザッパーによる刃までついている必殺のドロップキック「アルティメットキック」は、正邪にとってはかつて自分を殺した沙悟浄の錫杖のように見えていた。 あれを喰らえばヴォルケーノとてひとたまりもないと直感で理解するも、満身創痍の自分では回避は間に合わない。正邪は大慌てで迎撃をする。 弾幕、感覚反転、火炎能力、迎撃のために持てる能力全てを使った。 しかし、弾幕も火炎もパイロキネシスで全て防がれて、感覚反転もキックの軌道一つ変えることができなかった。 まっすぐ自分の腹へと向かってくる必殺のキック。 それが直撃する寸前のスローモーションになった世界で正邪は誰ともなく問いかける。 (下剋上はもうすぐそこだと言うのに……これじゃあ、前と一緒じゃないか!? どうして私は勝てない?!どうして私はまた殺される!?) 正邪の疑問に対する答えは帰ってこない。 そしてアルティメットキックは正邪の腹に直撃し―― (……まだだ! 私は何が何でも下克上するんだよ! 上でふんぞり返っている強者を弱者に踏みつけられるくらいまで降ろし! 希望を抱いている奴を死にたくなるくらい絶望させて、ひっくり返してやる!!) 正邪の腹部分が突然、大爆発を起こし、光希の体が弾かれる。 光希のキックはまだ直撃しておらず、その爆発は正邪自身が起こしたものだ。 正邪は現実の戦車にもある装甲の周りを爆破させることで本体を守る爆発反応装甲の要領で、ヴォルケーノでできた外殻を爆発で吹っ飛ばし、キックの威力を相殺したのである。 しかしアルティメットキックの威力は400t以上。それを防ぐためには相応の爆破力が必要であり、ヴォルケーノと化した正邪も無傷とはいかず顔から腹にかけた外殻が失くなって正邪本来の肌を露出し、夥しい流血やアバラ骨の骨折による重傷を負っていた。 だが必殺のキックが直撃すればあの世行きは確実であり、生き延びるためには必要な 痛みであったと正邪はこらえて認める。 そしてこの傷を作った元凶であるは光希は恨みのままに殺してやろうとする。 必殺技が破られ疲弊した光希に容赦なく襲いかかる正邪。 手始めに足の剣をへし折り、鬱陶しい蔓もちぎってやった。 光希にはもう武器がないと見越した正邪は彼女の首を掴み、絞殺……否、その首をへし折ろうとする。 光希は苦し紛れに正邪の胸元にライダーパンチを放とうとするも僅かに腕のリーチが足りず、届かない。 正邪はここで王手を確信した。 この女さえ殺せば、遊矢や英霊たちをも殺すことができアマノジャクのプライドも取り戻すことができる。 その時の遊矢や胡桃の悲しみや憎しみの表情を浮かべると楽しくてしょうがない。 子供のようにケラケラと笑いながら怨敵の首をギリギリを絞めていった。 正邪「もう少しだ……もう少しで私は天邪鬼に、夢の下克上が……」 ザクッ 正邪「な……!?」 瞬間、正邪の残った片腕の力が緩んだ。 唐突に胸に走る激痛。 その痛みを辿って見てみると……光希の手に「菩薩掌」と呼ばれるパイルバンカーが現れ、その太い針が正邪の外殻が失くなって防御力を喪失していた胸部分を穿ち、貫いていた。 そして正邪は口から血の塊を吐き、とうとうダモクレスの床に倒れた。 正邪は知らなかった。 光希が月元から受け継いだのは霊石だけでなく、彼の魔界植物に寄生されることで魔拳士カクタスの力も引き継いでいたことを正邪は知らないが故の敗因だった。 訪れる二度目の死、また蘇生させられる偶然などまずありえない。 正邪はまた死ぬのかと悔やんだ、そして大妖クラスの力まで手に入れてどうして勝てないんだと泣いて喚いた。 そんな彼女の問いに答えたのは、先程まで殺し合い、正邪を打倒した光希だった。 光希は自分は多くの仲間に支えられてここまできたと告げる。 彼女は正邪も知っているとおり、最序盤では元ロワでの出来事が原因で絶望し、自殺未遂をするほど弱い人間だったが、ゼロやセリューに胡桃との巡り合い、多くの対主催との交流によって徐々に持ち直し、月元の力と意志によってヒーローとして再出発できたそうだ。 正邪がマーダーとして弱者による強者への「下克上」を目指していた頃、彼女もまた対主催として絶望から希望へと「下克上」をしていのである。 つまり、二人はコインの裏と表だったのだ。 その裏と表がこうして互いの障害となって立ち塞がった時、明暗を分けたのは「絆」の差だった。 仲間である悟空に対して卑怯な殺し方をしたことで八戒の怒りを買い、一度殺された。 前の殺し合いで遊矢の胡桃を笑顔を取り戻したいと確固たる信念の前に負けて、エンタメを見せつけられた。 モードレッドの父や仲間を守りたい強い想いが絆のタロットを発動させてしまった。 そして今度は胡桃たち仲間を殺そうとする正邪の発言が光希の怒りのスイッチを入れてしまい、実力以上の力を発揮させてしまったのだ。 更に光希だけでなく大半の参加者は信頼し支えある仲間や裏切りたくない失いたくない仲間がいるのだという。 だからこそ光希は何度倒れそうになっても、竦み上がりそうな強敵を前にしても、支えられて立ち上がった。 そして支えられたことに報いるために、また立ち上がり、倒れそうな仲間を支えるのだという。 ――正邪にはそれがない。 彼女には己の目標のために利用する相手はいても、支えてくれる仲間はいない。 他者に平気で嘘をつき、倒れた仲間がいても価値がなければ平気で見捨ててしまう……これでは絆が生まれるハズがないのだ。 仮に光希が月元から命を懸けるほどに愛されずクウガとカクタスの力を得ていなければあっさり殺せただろうに、主催の手駒として戦力強化だけのためにヴォルケーノの力を渡されただけの正邪とはここで僅かにでも差が出てしまったらしい。 もし正邪が絆の力を侮らず、どこかで利用ではなく信頼しあう仲間を得ていたら結果は変わっていたかもしれない。 だが正邪にはそれはできない。 彼女は生まれ持っての天邪鬼……信頼などという他人のポジティブな感情を見ると自己嫌悪で吐き気を催すのだ。 敗因は理解しながらも、仮に生き延びれたとしても正邪は実行する気はない。 なにせ彼女は生まれ持っての天邪鬼だからだ。 下克上するつもりが、自分より弱かったハズの少女にまんまと下克上されてしまったことに正邪は屈辱を覚える。 最後の抵抗にでも、せめて「弱者」正邪は自分を殺した「強者」光希に対して精一杯の天邪鬼をすることにした。 正邪「ケッ……希望や絆なんて反吐が出る…… いいか? 希望はでかいほどひっくり返った時の絶望もでかくなるんだ。 おまえらは主催共に下克上する気でいるようだが、奴らは強い、早々と諦めろ。 絶望が抱えきれないほどでかくなる前になあ?」 正邪は血反吐を吐きながらも狂ったような高笑いを上げる。 この殺し合いで死んだ者の魂はセカイジュに全て取り込まれる。 ということは、セカイジュの内部から主催と対主催の戦いを鑑賞できるのだろう。 もし対主催が敗北して光希たちがセカイジュに取り込まれたら思いっきり嘲笑ってしまおうというのが正邪の考えだった。 そしてとうとう、彼女の中のヴォルケーノとしての魔力が暴発して肉体と野望は爆散し塵となって消えた……天邪鬼 鬼人正邪の壮絶な最期であった。 光希「鬼人正邪……あなたの言った希望が大きくなるほど絶望が大きくなるのは本当かも知れない 私はこれからの戦いで何度だって絶望するかもしれない…… でも、希望が絶望に変わるんだったらその度に下克上(ひっくりかえ)してやるんだ! 諦めずに何度でもね!」 強敵(とも)の最期を見とどけ、彼女の天邪鬼に光希は決意を胸にアマノジャクで返した。 ある種、正邪の意志を受け継いだというべきか、ベクトルは違うが彼女もまた今日より下克上を目指す者になったのである。 神堕ろしによって多くの世界の支配を目論む主催と、解放を目指す参加者たちのセカイジュを巡る最終決戦(ゲコクジョウ)はまだ始まったばかり。 この時点では戦局はどちらにひっくり返るかわからず、正邪が望んだ結末になるかは誰にもわからない―― 【称号:時るれさ上克下が鬼邪天】
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Rank Ⅲ/鬼・妖怪 【F-P】逆符「鏡の国の弾幕」 このカードの登場・退却時にマイナス点符を1つ自分か任意の相手の点符にできる。 又、マイナス点符を3つ以上所有している場合、このカードは-80点符として扱う。 【B-C】逆転「リバースヒエラルキー」 山札切れした時カウンター。 このカードをリフトし、互いの点符を1つ捨てることで、このターン自分の点数の正負を逆転させる。 ★特殊役 《輝針城カードor鬼カード》-50点 ■備考 ※逆転「リバースヒエラルキー」による正負の逆転は点数計算にも適用される。 ■関連カード
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【名前】鬼人正邪 【性別】女 【出典】東方projectシリーズ 【架空学園2におけるロール・設定】 世間から追放された者が集い偏見の目を受ける土地「幻想郷」、そこがこの世界の鬼人正邪の出身地である。 彼女のような妖怪やその他の非人間種族は終界学園でも同じようにいじめや差別を受けていて、それを黙認する問題教師(たぶんヒルカワ)もいた。 だから正邪や扇動に乗った生徒は報復という大義名分で学園テロを起こそうとしたが、遊矢とアマゾンネオ(千翼)によって阻止され正邪も戦闘の末にボコボコにされ捕まってしまった。 しかし彼らは彼女の性質(天邪鬼)を知っていたため、本来なら少年院送りになりかねない彼女を助けた。 その事が原因で正邪は根に持ち、いつか彼らをギャフンと言わせるために学校に通っている、とのこと。 このように、どうやら原作の野心やゲスロリ感は薄まり、評判は悪いが割と良い奴(上条談)になっている。 ちなみに、正邪の能力は弾幕ごっこ以外ではどのように作用するのか原作でも不明のため、今ロワでは書き手によって微妙に解釈が違った形で表現されていた。 【今ロワでの動向】 意外なことに正邪は対主催路線を即決した。 その理由は信用できない主催者に下剋上するため、もあるのだが。 なにより因縁の相手(遊矢&千翼)とはちゃんとした形で決着を着けるためにも殺し合いには乗らない、という決意の表れでもあった。 まず初めに正邪は桐山と邂逅した。 すると突然彼は「コイントスでスタンスを決める、それを見ていてくれ(要約)」という常軌を逸した言動を始めた。 何故そんなことを言うのかこの時正邪は理解できなかったが、しかし天邪鬼的に気に行ったのかそれを承諾。 一応「裏」が出た瞬間にはすぐに動けるように戦闘態勢を整え、コインがクルクル回る様を固唾を飲んで見守った。 結果は―――なんと、コインが床の隙間に挟まって縦になった。 「……おい、この場合はどうするんだよ」 「…………」 最終的には放送毎にスタンスを変更する、と桐山は述べてしばらく正邪に同行し始めた。 拍子抜けしたが「まぁいいか」といった感じでこの奇人との行動を正邪は楽しむことにした。 しばらくして、一人の男が破壊を撒き散らしながらうさみちゃんを追いかけているところを目撃。 一応対主催である彼らがそれを見逃せる訳もなく、間に割って入り戦い始めた。 しかし、敵対する正体不明のクラスメイトはなんと最強の超能力者「一方通行(アクセラレータ)」だった。 妖怪の力だろうと弾幕だろうと何だろうと「反射」してしまう圧倒的な能力に有効手段を失う二人。 そこで正邪は『何でもひっくり返す程度の能力』を駆使して一方通行のベクトル操作を邪魔する戦術で応戦し始めた。 この時、方向感覚が狂わす対象を一方通行のみに限定し、X軸Y軸Z軸の内の逆転する軸を変化させる事で翻弄することには成功する。 だがしかし一方通行はすぐに順応し始め、逆に能力連続行使による疲労が重なってしまった結果、隙を突かれて正邪は負傷してしまう。 その後桐山の機転により一方通行は退いたものの、そのケガが原因で正邪はダウンし意識を失ってしまった。 やがて意識を戻した正邪は、傷の手当を受けた状態で見知らぬ場所に横たわっていた。 そして「お前を倒す手段を見つけるまでは後回しだ」と記されたメモを見つけ、第一回放送が終わり桐山がマーダーに転向したのだと悟る。 まだ本調子でない身体を押し切り正邪は追いかけ始めたが、結局桐山を見つけることは叶わなかった。 その代わり、第二回放送が流れた辺りで上条当麻とイヴを見つけて接触する。 彼らの話を聞き、本当に桐山がマーダーとして行動して猛威を振るっていることを認識させられた正邪。 とにかく桐山を止めなければと正邪は思うが、やはり手掛かりがない。 なので頭を切り替えて、同じ対主催である上条・イヴとの同行を申し込む事にした。 なおこの時、不審に思うイヴの反応には愉快に思い、逆に何も疑わずに承諾する上条にはムカつく天邪鬼っぷり。 ともあれOKが出たため彼らについていき、その最中に遺跡探索などを行った。 第三回放送、ここで初めて榊遊矢の脱落を正邪は知った。 本来天邪鬼ならこの事実を喜ぶところかもしれないが、しかしこの時彼女は悔しい想いを抱いていた。 だがその想いに向き合う暇もなく、新たな戦闘を感知したため正邪たちは戦域に踏み込むこととなる。 敗北した白井黒子を看取り、上条と共にイヴとアウルムの再会を後押し、そして二度目の顔合わせとなる一方通行との決戦が始めた。 とはいえ、正邪と一方通行は互いに手の内が分かっているので攻め手に欠け、また上条当麻の『幻想殺し(イマジンブレイカー)』なら異能の「反射」を無視できるがベクトル操作の応用性の高さには対応しきれない。 なので、戦闘の合間に正邪は上条と作戦を練り、博打に出た。 スペルカード 欺符「逆針撃」 それは方向感覚の反転を使わないただの弾幕であり、当然なんの変哲もなく反射され大量の弾が自分達に降り注ぐ。 だがしかし、それが正邪達の狙いだった。 「歯を食いしばれよ、最強(さいじゃく)。俺の最弱(さいきょう)は」 「おまえが侮った弱者の反則技(ぎゃくしゅう)は」 「「ちっとばかし響くぞ!!」」 正邪は上条から譲り受けた折りたたみ傘@東方projectでワープして反射弾幕を回避する。 同じく回避した上条と共に反撃に転じ、勝利という「幻想」を見た一方通行に見事「逆転」の一撃を喰らわせた。 戦闘後、上条が装着していたテムジン型パワードスーツがエネルギー切れを起こしたため、正邪はエネルギーの補充ができる遺跡へ後退するように促した。 上条が去り、意識を失った一方通行を見張っていた正邪だが、遂に探していた男との意外な形で再会を果たすこととなる。 一方通行が目覚めたと同時に突然現れた桐山和雄、すかさず銃弾を放ち一方通行を殺害した。 「おまえに勝てそうな装備は十分に揃った。 そろそろ俺も……おまえ相手に下剋上させてもらおうか、天邪鬼」 もはや和平も逃走も許されない状況、しかし正邪は望むところだ!と決闘を受けて立った。 桐山は容赦なしの本気で挑んでくる、ならば自分も全力で潰す事で反逆する! 正邪は自身の能力も駆使して反則級の弾幕を撒き散らす。 それに対し桐山は多少被弾しつつも致命傷を回避し、こちらに向かって機関銃を放つ。 もはや弾幕ごっこなどとは呼べない命懸けの死合だった―――しかし、そのその当事者達は楽し気に戦っているようにも見えた。 そして正邪はある事に気づく。彼は障害を抱えているのだ、と。 いくら攻撃を受けても痛がりもしない桐山。否、彼は感情を表せない、だから痛くても表情を変えないのだと。 コイントスなどの奇抜な行動も自発的な願望や固有の価値基準が無いために用いる手段なのだと。 己の選択を楽しむことができる自分とは違い、桐山は選ぶことしかできないのだと。 このクラスでも強者の部類に入ると思っていた彼も、情動を持てない哀れな弱者なのか…… その事実を知り、ただ哀れみを抱いた正邪であったが、それでも手を緩める事はしなかった。 何故なら自分も負ける訳にはいかない、まだ自分にはやる事があるのだから。 まだ生きている千翼を打ち負かすため、先に脱落してしまった遊矢と並ばないことで己が勝利とするために。 だから桐山という壁を越えなければ、自分の下剋上は成就できないから、自身の信念を掛けて弾幕(オモイ)をぶつけた。 ―――しかしその答え(オモイ)が、彼女の敗因に繋がってしまった。 戦闘中に桐山が何名かの名前を口にした。 どれもこれも今までの放送で呼ばれた死者たちの名前だった。 そして彼はその敗北者たちを貶し始めたのだ。 正邪は大半のクラスメイトに対しては特に揺さぶられなかったが、しかし自分が本来下剋上するはずだった遊矢を侮辱する事だけは許せなかった。 天邪鬼の性質と怒りに火をつけて激昂する正邪、正面にいた桐山に絶対不可避の攻撃を放った。 ―――確実なる勝利の一手だった。それが予想外な形で「ひっくり返された」。 視界が晴れると、なんと桐山が無傷のまま立っていた。 キラキラと輝く桐山は一瞬の内に接近し、正邪は腕を掴まれてしまった。 驚き焦る正邪が行動に移せない内に無慈悲な手刀が振り落とされ、彼女の首はへし折られてしまった。 妖怪ゆえに一撃では死なないものの致命傷には変わりなく、これにて勝敗は明らかとなった。 「ああ畜生、ここまでか……」 「約束通り下克上したぞ」 「桐山、おまえは私に勝って嬉しいか……?」 「………どちらかと言えば寂しい気がする。 もう少しおまえと遊びたかった」 「そう……かい……おまえを嫌な気分にさせただけ――私はちょっと嬉しい……」 最期に言葉を交わして正邪は倒れ伏した。 そして、勝ったはずの桐山も直後に倒れてしまった。 ―――アイテムを利用して無敵状態になった桐山であったが、その直前に背面の急所に致命弾を受けていた。 ―――正邪も、最後の最後に「どんでん返し」を決めていたのだった。 正邪の後に続くように逝った桐山 だけど、彼の表情はなぜか微笑み顔でした ――隣で眠る天邪鬼さんと同じように
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【名前】鬼人正邪 【出典】東方Project/架空学園ロワ2 【性別】女 【年齢】中学生 【種族】天邪鬼 【人物】 何でもひっくり返す程度の能力を持つ、天邪鬼の少女。キルラキルの纏流子に似てる。 東方projectにおいては数少ない極悪人キャラだが、「架空学園2」の世界では設定がやや異なる。 学園テロを起こしかけるほどの問題児であるが、この世界では妖怪が差別され幻想郷は部落のような扱いを受けており、妖怪や亜人をいじめる問題教師への反抗という大義名分が(一応)ある。 さらに言ってしまうと彼女が行動を起こさないと問題教師・嘉門(後の主催陣営の一人)を罷免できなかった可能性があるので行動に意味はあった。 不良故にクラスメイトとの仲はあまり良くないが、弱いものイジメはしない。 学園テロ未遂の際に自分を倒した遊矢やアマゾンネオ(千翼)には拘りを持ち、彼らに下剋上するために殺し合いに乗らないと強く誓い、ロワ中でも対主催仲間を裏切ることは一度もなかった。 総じて嫌われると喜ぶ天邪鬼の気質や価値観は原作と同じである一方、善人とも言い切れないがゲスとも言えない武人的な性格になっている。 架空学園2でのあらすじはこちらを参照。 【今ロワでの動向】 〇初日 元ロワでの桐山との決闘で死んだと思いきや、蘇生させられた正邪。 目覚めると自分が拉致された架空学園での殺し合いとは比べ物にならない規模で参加者が集められており、主催から自由と報酬が欲しければ殺し合いをしろと要求される。 当然、天邪鬼であり主催が信用できない正邪は殺し合いでの優勝を否定。下剋上を狙うことにする。 支給品のPADより上条やリク、レイやアカネなど学園の顔見知りが何人かいることを知り、ひとまず協力体制を取るために合流を目指す。 実はこの時、彼女はデータの見落とし……というか全部読むのがだるくなるレベルで参加者が多いため、リクやアカネなど同じ名前の人間が複数人いたことに気づいていなかった。 さらに言えば一部の人間は世界線の全く違う別人であることを彼女は知らない。 とりあえず初日は仲間を探しがてら、対話の余地もないモブマーダーこと襲いかかってきた毛狩り隊やドラクエモンスターなどを弾幕でピチュらせる程度で、目立った行動はしていない。 ただ、会場の真ん中に生えている山のように大きな大木が気がかりであり、一先ずそこを目指して歩いて行った。 だが……彼女が知らない裏で、オールリピロワ参加者による「主催に陣営に組みした方の」正邪の悪評が流れていたこと、そしてここにいる彼女と参加していないオールリピの正邪が別人であることを知っていながら、あたかも参加しているのは大悪党の正邪であるかのように、ネットを通して騙った白饅頭と白長の陰謀が蠢いていた…… 〇二日目 徒党を組んだ方が生存率は上がるだろうと思い、手を組めそうな対主催を探そうとするが、正邪の顔を見るや逃げられたり、対話を拒否されて威嚇攻撃をされたりもした。 正邪はこれについて元の世界にもあった「妖怪差別」がここでも根強いためと判断。 他の妖怪ならまだしも、嫌われることを喜びとする天邪鬼である彼女にとっては嬉しいことでもあったが、その笑い声は少し乾いていた。 とにもかくにも、まともに組めるのはクラスメイトの連中ぐらいだと思い、見ず知らずの対主催を宛にするのは諦めるのだった。 彼女は疎まれた理由が風評被害であることを知らない。 〇三日目 聖マリス学園近くまできた正邪は、そこで装者マリアに襲撃される。 幻想郷のどこかで聞き覚えのある男に尽くしているらしい彼女は、より多くの女を集めるように命令されたらしく、偶然通りかかった正邪も狙われ、迎撃することに。 マリアは強敵だったが正邪のなんでもひっくり返す程度の能力には対応しきれず、僅差で勝利した。 いざトドメをさそう……としたところで、背後から銃弾と斬撃による奇襲を受けて昏倒、そのまま谷底の川に落下し流されてしまう。 横槍を入れたのはニナと火織であり、風評被害を信じていた彼女らは正邪を悪人と思い込み、マリアが一方的に襲われていると誤解して攻撃してしまったのだ。 この嬉しい誤算に命を助けられたマリアは二人にお礼を言い、楽園に招待することにした……性と淫が支配する楽園「聖マリス学園」に。 一方、川でかなりの距離を流された正邪は血反吐を吐きながらも生きていた。 妖怪であるがためのタフさが、人間なら死ぬダメージを耐えたのだ。 それでもかなりの深手であり、もう一歩も動くこともままならなかった…… そこへ3台のバイクに乗った男たちが現れ、保護されることになる。 〇四日目 気が付くと正邪はどことも知らぬ建物の中にいることに気づいた。 どうやら目の前にいる三人のライダーに保護されたらしい。 一人はこの三人組のリーダー格らしい五代雄介、無愛想な闇医者の木野薫、高校生の月元昭司だった。 いずれも差異や種別は違うが、帯びる魔力から半妖に近い存在だと看破する。 実際に彼らはクウガ、アギト、植物魔人という異形に変身する能力を持っていた。 素直にお礼を言うことができない天邪鬼かつ、先日までの件で若干人間不信になっていた正邪は「助けてくれと頼んだ覚えはない!」と五代に突っかかってしまう。 これに対し「それが命の恩人の五代さんへの態度か!」と激怒する月元と宥める木野。 正邪は嫌悪を向けてくる月元をケラケラと嘲笑う。 しかし五代は怒ることなく正邪を受け入れ、一緒に来ないかと誘う。 月元は正邪を連れて行くことには反対したが、五代は遠目ながらも正邪が善人を襲うことはせず、影ながらに手助けをしていたことを見ており、正邪を保護することに決めたのだという。 まるでクラスメイトの上条を思わせる五代のおひとよしっぷりに正邪は呆れ……同時に信用することにした。 ムスッとした態度で天邪鬼は、五代率いるクウガチームと契約を交わした。 そして怪我がまだ痛むので、その日はベッドで休むことにした。 だが、その夜―― 〇五日目 正邪が知らずに感染したシグマウィルスがここで発症する。 川の中にパンデミックを起こした下北沢から流れてきた精液混じりの水が傷口から入り込み、感染したのだ。 鬼人正邪は――鬼人性者となった(激寒ギャグ)。 正邪が正気を取り戻した時は、五代ことクウガに羽交い締めにされ、木野によって首元に注射器が刺されており、足元ではスッポンポンの月元がグスグスと涙を流し、自分は全裸だった。 何が起きたかさっぱり理解できないポルナレフ状態だった正邪は医者である木野に説明を受ける。 下北沢エリアには今、人の性欲を暴走させる謎の感染症が流行しており、正邪を保護する前日に五代・月元も感染したが、それぞれ体内に宿す霊石と魔界植物のおかげで大事にはならなかった。 この二人の血で血清が作れると読んだ木野たちは、この血清作りのために下北沢に残った住人を助けるために坑道の隠れ家に引きこもっていたとのこと。 そして血清は完成したのだが、その前後に正邪も発症し、裸になるやいなや月元の身ぐるみを剥いだ後に性的欲求のままに強姦しようとしたので、五代が慌てて止めに掛かり、木野が血清を打ち込んだというわけである。 なお、ギリギリ処女は無事……とはいえ、いくら天邪鬼でも乙女は乙女。 男どもに裸を見られるわ、好きでもない男に危うく貞操を奪わせかけるわで正邪は顔面真っ赤になる。 ついでに素っ裸の月元はボコった。どう考えても彼は悪くない、ただのやけくそである。 そんなtoLaveる、もといトラブルがあったしばらく後、半壊したガンダム――Gセイバーが近くに落下した。 コクピットの中から、見るからに冴えない印象のパイロットが慌てて降りてくる。 パイロットはリュウと名乗り、ミーティアという妊婦が破水したため、すぐにでも医者を探さなければならないとのこと。 幸い、木野は医者であり、産婆を請け負うこともでき、さらにミーティアという女性は月元にとっての大事な知り合いらしく、すぐにでも合流するためにミーティアが待つ坑道の隠れ家を目指すことになった。 隠れ家に到着すると今にも子供が生まれそうなミーティアと、リュウと師弟関係であるシノがいた。 さらにリュウがいない間に合流した新たなる仲間である対主催の飛竜、ダンテ、蘭子、ザベルも先に到着しており、五代チームは一気に11人以上の大所帯となる。 ミーティアの出産は一先ず木野に任せ、残るメンバーは見張りと情報交換を行う。 どうやら飛竜一行は主催の目的に心当たりがあり、会場のある場所に生えている超巨大な大木の正体は「モウソウノセカイジュ」であるとのこと。 このセカイジュを端的に言えば上位の神さえ容易く殺し、数多の世界を滅ぼせる超兵器であり、仮に主催が完全制御をしてしまえば、世界征服も簡単にできてしまうということ。 飛竜らの招かれた殺し合いではセカイジュ自体に自我を芽生えさせることで滅亡を回避したが、殺し合いを生き延びた悪しき者が同じものを作り出した可能性はあるのだ。 セカイジュは下北沢を越えた先に生えているらしく、五代チームは元々下北沢へ向かうつもりではあった。 ミーティアの出産が終わり次第、向かおうチームは方針を決めた。 なお、飛竜はやたらと正邪の顔を渋い目で見ていた気がするが……理由を聞いても何も答えてくれなかった。 隠れ家の一角の見張りを任された月元と正邪。 先の乱痴気騒ぎもあり、なぜ私(僕)がこんな奴と……と互いに関して不満気味な二人だったが、五代的には仲良くなって欲しいがためにあえて二人ひと組で警備を任せたのだ。 しばらく互いに沈黙が続いたが、何時間も何も話さないのは辛いと思ったのか、月元の方から話しかけた。 名簿にもある、洸と光希という者たちを見かけてないか? ということだった。 正邪は会ったことないというが、月元にとっては拘りのある人物らしい。 話を聞くと月元は過去に二回も殺し合いに巻き込まれており、一度は悲劇の中で死に、二度目は生還したが多くの戦友を失ったとのこと。 その折に出会った洸はミーティアの夫でもある魔人で、二度目の殺し合いの折には怪物化していた自分を能力で助けてくれたが、ミーティアを人質に取られたと知ると殺し合いに乗ってしまい、結局和解することもできないまま死んでしまったとのこと。 光希は月元にとって憧れの人であったが、一度目の殺し合いにて月元と合わせて悪に騙され互いに殺し合い、果てに殺してしまった。 二度目の殺し合いで両方蘇るが、世界を破滅させようとした邪神とアエゴーシュマ(多大な代償と引き換えにあらゆる願いを叶える魔法)による二度目の殺し合いでは完全に悪に染まってしまっていた。 主催や黒幕のナインズは討伐したものの、月元や仲間たち、そして絆を力とするタロットは魔王となった光希に敗れた。 取り逃がした光希は旧支配者の魂と持つ少女と悪の科学者と共に「森浄化杜」なる悪の組織を立ち上げ、邪神やアエゴーシュマの使徒である夢想人に襲われて恐怖に負けた人々を吸収し、七つの世界を征服する機会を待っているとのこと。 二人が殺し合いに招かれていたが、月元はこれを二人を悪の道から連れ戻せるチャンスと見ていた。 五代や木野のような頼れる仲間たちもできた、今度こそ皆の絆の力を合わせれば成し遂げられると。 その話を聞いた正邪は――月元ではなく、悪に走った洸や光希の方に同調した。 怒り混じりに「なぜだ!?」と聞き返す月元であったが、正邪には自分なりの考察を述べる。 洸に関しては主催に従わねばミーティアが殺されるしかない……それこそ仲間である月元たちが頼りになれば話は別だったが、少なくとも周囲が見えなくなる程度には仲間の力を信じていなかったのだ。 ミーティアは確かに助かったが、これは対主催だけの力というよりナインズら主催の仲違いによる運の要素が大きいようにも見える。 そして光希が悪の道に走ったのは本人の意思かもしれないが、助長したのは他でもない月元たちだ。 最後の決戦に使ったという「絆のタロット」……絆の力で奇跡を呼び起こすアイテムらしいが、言い換えればコレは代償や使用条件が違うだけの「アエゴーシュマ」。 光希が失望したのは、殺し合いから何も学ばずに絆の力に頼ってでも自分を止めようとした上で負けたこと……彼女視点ではアエゴーシュマを使った連中と同じくらい情けなく見え、世界の破壊に走るのもわかると正邪は述べる。 絆の脆弱さを証明してしまったのが他でもない月元たちであるのだ。 だが絆のタロットは夢無たちが絆の力で造り上げたものだと月元は言う、対する正邪は生み出した経緯や使用目的がなんであれ道具として扱った事実は変わらないし、相手側からすれば言い訳にしかならないと返した。 なぜそこまで言うのか、今度は怒りではなく疑問から月元に尋ねられる。 正邪は一重に虐げられてきた妖怪であり、架空学園2世界の社会では弱者に位置している。 洸や光希のような精神的な余裕がなくなって悪に走った者たちの気持ちを理解できるからだ。 正邪としてはそいつらを理解しないで「救いたい」と抱く月元の願望は「正義や絆の押し付け」にしかなっていない。 「仲間」「絆」のような耳障りの良い言葉で強くなったと思い込み、全てが解決できると思いこんでいるなら傲慢でしかない。 その傲慢で目が曇ってる内はおまえは絶対に二人には勝てないと正邪は忠告する。 月元は思うところはあったみたいだが、それでも絆の力を信じ二人を助けたいという。 正邪は勝手にしろ、と言って見張りの仕事に集中し、夜が明けるまで互いは口を聞かなかった。 そして―― 〇六日目 ミーティアの子供が無事に産まれた。 殺し合いの中とはいえ、子供が産まれたことに喜ぶ一行。 ミーティアは出産を助け、自分たちを守ってくれたお礼に一人一人に産まれたばかりの赤子を抱かせる。 正邪はガラじゃないと一度は拒否するが、五代たちの奨めにより抱きしめることに。 彼女は口ではブサイクだなんだと言いつつ、爪や指で傷つけないように丁寧に抱きしめる。 架空学園2世界の妖怪は差別の対象故に人間には恐れられて同族以外の子供には触れさせてもらえなかった。 抱きしめて初めて赤ん坊の温もりと柔らかさとか弱さを感じさせてもらった正邪は、偏見を持たずに触らせてくれたミーティアに内心では感謝をしたそうな。 余談だがその後、10人で赤子の名前を決める際には「針妙丸」にしようとしたが、木野に却下された。 元々悪ふざけのつもりで勝手に幻想郷での知り合いの名前を使ったのがまずかったのか。 ――しかし、ここまで順風満帆かに思われた五代チームにも悲劇が訪れる。 発狂マーダー、サトゥルヌスが遠方から発射した支給品のミサイルで隠れ家が崩壊。 さらに隠れ家の爆破により、周辺にいたマーダーたちも一斉に殺到してきたのだ。 その中で正邪は月元共に崩壊した足場に巻き込まれて坑道の中へと閉じ込められてしまう。 大きな傷はなかったが、五代ら他のメンバーと離れ離れになってしまった二人は急いで仲間と出口を探すことにした。 探索を進めると、二人はマーダーに接敵した。 それは白き鎧・インクルシオを身に纏った空手家MUR(リピ2016)と、ISを身に纏ったトーテンタンツァによるマーダーコンビである。 その足元には頭のないザベルと、胸を貫かれた木野の死体が転がっていた。 仲間の死には月元は激怒、正邪も「うるさい奴と無愛想なオッサンが死んでくれてせいせいしたぜ」と口では言いつつも、額には青筋を立てていた。 特にトーテンタンツァは月元にとって因縁のある悪女らしく、憧れの人を騙して悪の道に引きずり込んだ元凶にして、月元も彼女のせいで一度は地獄を見たらしい。 それをやった理由は単に愉悦のためだけであると、トーテンタンツァ自身が告白し、高笑いを浮かべる。 衝突はもう避けられなかった。 正邪はトーテンタンツァと相対し、月元こと魔拳士カクタスは彼女の盾であるインクルシオと激突する。 男たちが拳による押収を繰り返す横で、女たちは弾幕勝負を行う。 だが、戦況は膠着状態にもつれ込む。 正邪は反転させる能力を使って戦うが、頭の回転が早いトーテンタンツァは対応が早く攻撃がなかなか当たらない。 反対に弾幕ごっこで鍛えた動体視力・反射神経で向こうからの攻撃もなかなか命中しない泥仕合になっていた。 互いに攻め手を欠いた中で、トーテンタンツァは唐突に一冊の本を投げてよこし、なぜか攻撃を中断した。 いきなり、何を……と思った正邪は、渡された本を読んでみると、そこには衝撃的な事実が書かれていた。 その書は、架空学園2世界からの参加者詳細名簿。 そして自分が死んだ後の架空学園2世界……すなわち、正邪の世界の最期が記されていた。 あの世界は異聞帯という、遅かれ早かれ滅びゆく宿命の世界。 リピ2018の主催は解釈のためにダンテも見た虚無の王『ギドラ』によって跡形もなく消滅したのだという。 正邪が帰るべき世界はもう残っていない、上条ら対主催の努力も無駄……主催であるダイモンたちを倒したところで破滅の先延ばしにしかならなかったのだ。 当然、越えたかった遊矢やアマゾンネオはこの世にもういない。 全ての、下剋上のための夢や努力がふいになったという事実には、さしもの天邪鬼もショックを隠しきれなかった。 戦意を喪失した正邪にトーテンタンツァは甘い誘惑を仕掛ける。 ――私たちの仲間にならないか、と。 天邪鬼の本質は『悪を喜ぶこと』だ。五代のようなヒーローの真似事は似合わない。 どうせ帰る場所はないのだから、くだらない意地やモラルなど守る意味はない。 好き勝手に暴れて殺して奪ってこその天邪鬼ではないか? 真の天邪鬼なら「裏切って嗤える」ほどの極悪であるべきだ、とサイコパス女は語る。 正邪もまた彼女の言葉に乗せられたように「そうだ、私は妖怪で天邪鬼なんだ……人間とは違う」と言い出し、唐突に戦闘中のカクタスの背中に弾幕を打ち込む。 弾幕はカクタスの鎧を貫くことはなかったが、正邪の突然の裏切りに月元は焦る。 対照的にトーテンタンツァとMURは高笑いを上げる。 正邪は恨まれたり蔑まされると喜ぶ天邪鬼の本能に従って裏切らせてもらったと言いながら、月元の目の前で横にいるトーテンタンツァと微笑み顔で硬い握手を結んだ。 次の瞬間、正邪の微笑みはゲスな笑顔に代わり、トーテンタンツァの右手がブチブチと音を立ててちぎれた後、宙を舞った。 正邪は最初から狙っていたのだ。膠着を切り崩すために、相手が油断して懐を晒す瞬間を。 「裏切って嗤える」極悪な裏切りをするために、味方さえも騙して攻撃を加えたのだ(最初から自分の弾幕ではカクタスの防御力は貫けないと計算済みで)。 サイコパス女は月元の絶望顔を拝むつもりが、まんまと罠にはまったのである。 トーテンタンツァは激昂し、その場を離れた正邪に大量に召喚した剣による最大の一撃を与えんとする。 しかし、正邪はこうなった相手に負ける気はしなかった……かつて桐山が自分にやったように、怒りで周囲が見えなくなった者を倒すのは難しいことではない。 TTT姉貴「小娘きさまああああああ」 正邪「それを待っていた! 逆符『イビルインザミラー』!!」 悪MUR「え? なんでTTT姉貴の剣が全部俺の背中に!? ポッチャマッ!!!(断末魔)」 感覚を反転させれれた状態で放たれた剣は全て反対側にいた存在に集中し、まさか味方に撃たれると思わなかったインクルシオに全弾名中、悪のMURはインクルシオごと破壊されてバラバラの死体になった。 怒り狂うトーテンタンツァと、喜ぶ月元の表情が目に入る。 月元「正邪、やっぱり君は裏切ってなかったんだね!」 正邪「敵を騙すには味方からだ。 それに天邪鬼の『YES』の意味は『NO』。 それを知らずに舞い上がったアイツが悪い」 TTT姉貴「クソが! クソがああああ!!!」 ここで勝敗は決した。 いくら強力なISを纏っているとはいえ、2VS1は部が悪く、坑道の中故に逃げ道もない。 だが錯乱したトーテンタンツァに降伏の意思はなく、無闇やたらに剣を飛ばす。 ここで決着をつけようとカクタスは吶喊し、正邪は彼をサポート。 剣の大半がひっくり返す程度の能力で跳ね返って主の肉体に刺さり、カクタスに多少当たっても、彼の硬化した植物の装甲を貫くには至らなかった。 「さようなら、汀先生」 敵に肉薄したと同時にカクタスは必殺のパイルバンカーを放った。 片手だけでは防御も間に合わない。 一瞬の後にはトーテンタンツァの首から下があまりの威力に粉々に吹っ飛び、残った首も正邪がサッカーボールのように蹴った結果、散り散りの肉塊になった。 因縁ある敵そして自分を見下した悪党を倒した月元と正邪の表情は互いに、スカッとしたものであった。 月元「ありがとう正邪、君がいなかったら僕は奴らに勝てなかった」 正邪「お、おまえのためじゃないからな! ただ、私は生まれ持ってのアマノジャクだ。 嘘は平気でつくし、人様からは嫌われた方が楽しく感じるくらいだ」 トーテンタンツァの説いたインモラルは確かに天邪鬼的にとっては魅力的だった。 正邪「だけどな、弱いものいじめは好きじゃない。 弱くて傷ついた奴倒してもなんにも嬉しかない。 どっかの誰かさんみたいに不幸のどん底から這い上がり、悪足掻きしてる奴なんて殺して何が楽しいんだ?」 月元「正邪……」 正邪「おまえとは境遇が違うけどね、私は見てきたんだよ。 絶望的な状態から下剋上しようとする弱者を…… リバースヒエラルキーはそんな奴らが成し遂げるべきだ。 下剋上をするのは少なくとも誇りも何も持ってないあいつらじゃない」 しかし、彼女にもプライドはある。 本能と欲求だけを優先させて強者のみならず弱者をも虐げるほど、正邪の誇りは安くなかったのだ。 正邪「ああ、もう!トーテンなんたらや知的障害者もどきに従うよりはマシとはいえ 人助けなんてやっちまった自分に腹が立ってきたー! 腹いせにおまえが私の裸を見て勃起していたことに言いふらしたる」 月元「やめろおおおおお!あれは生理現象だしそもそもアレは正邪が悪い」 正邪「あーあー、聞く耳もちませーん。さっさと五代たちを探すぞ。 早いとこ下北沢に向かうんだろ?」 天邪鬼らしからぬことをしたかもしれない自分にイライラしながらも、月元と共に生きている仲間を探すことにした正邪。 仲間と月元が探し求めていた人物はそれからすぐに見つかった。最悪の形で。 一枚の鏡の近くにダンテらしき死体と飛竜の死体が転がっていた。 さらに鏡の中には、ミラーワールドの制約により今にも消滅しそうなミーティアと洸がいたのだ。 正邪たちが来る前に発狂した洸が襲撃し、ダンテと飛竜を殺害し、ミーティアが止めるために仮面ライダーファムに変身し、自分もろとも洸を鏡の世界に引き込んだのだ。 デッキが破損したために、元の世界に戻れないまま二人共消滅する結果になるとわかりながら…… 龍騎の世界の仮面ライダーを知らない正邪と月元でも、直感で二人の結末がどうなるかは予想できた。 ミーティアは洸にあれだけ逢いたがっていたのに、この仕打ちとは……月元は悲鳴を上げ、正邪さえも苦い顔をしていた。 二人はもう助からない……だがせめて因縁には決着をつけるべく、月元と洸の戦いが始まった。 能力と使った殺し合いでなく、己の想いを吐き出すかのような心の殴り合いを、洸のことを知らない正邪はただ見守った。 激しい論争で一番の決定打になった月元の言葉であった。 月元「そんなに俺と江口が…もっと前の殺し合いで一緒に戦った人たちが頼りなく…弱く見えたのかよ……!」 『ウロボロス! 野球は一人でやるもんじゃないぞ。 僕と一緒にバッテリーを組もう!』……洸はかつての殺し合いで自分が言った言葉、2度目の殺し合いで忘れてしまった言葉を思い出した。 2度目の殺し合いでは誰にも相談せず一人で解決しようとしていた…そのことを改めて思い知らされ、何も言えなくなってしまった。 ミーティア「……もういいの、洸が必死だったのは妻である私が一番良く知ってる。 洸はたくさんの間違いを犯したけど、それでも私はこの子を愛してる」 洸「ミーティア……」 ミーティア「彼が禁術を使ってくれなければ私も私のお腹にいた赤ちゃんも死んでいた。 洸の選択を余地を削ったのは他でもない私の責任よ。 多くの人々を殺めたことは到底許されることではないけど……だったら私も一緒に裁かれて逝くわ」 「――ただ、月元くん、正邪ちゃん。お願い。 産まれたあの子に罪はない。 あの子だけは、この狂った殺し合いの世界から助けてあげて」 それは母であるミーティアの切実な願い。 幸い離れ離れになった赤ん坊はシノとリュウがGセイバーに乗せて戦場から先に脱出させてくれた。 五代と蘭子も無事であり、希望はまだある。 月元は必ず赤ん坊を守ると約束し、正邪は何も言わなかったが答えは決まっていた。 天邪鬼は約束は守らない性分故に、あえて約束しなかったのだ。 そして2人は鏡の世界でキスをして、月元と正邪が見守る中で霧散していった。 最期の最後だけは二人は憑き物が落ちたような顔をして…… 再び恩人を、そして恩人の恋人さえ救えなかった月元は鏡に拳を叩きつけ慟哭する。 正邪は男がメソメソ泣くんじゃないと叱咤する一方で、彼に胸を貸し優しく抱きしめた…… 〇七日目 その後、落ち着いた月元と共に正邪は死亡した仲間や洸たちの埋葬を終えた。 戦闘の疲れも手伝ってヘトヘトであり、襲撃の気配もなかったので坑道の中で二人は休むことにした。 いざ、休もうとした時にトーテンタンツァのよこした詳細名簿がディパックの中からチラつく。 自分の世界はギドラなる存在に跡形もなく滅ぼされた。 もはや殺し合いを生き延びた時点で帰る場所はどこにもない。 今までの努力も、架空学園での殺し合いを打破しようとした仲間の頑張りの全てが無駄になった。 自分はもちろん、上条や桐山はなんのために戦っていたのか。 それを思うと泣きたくなった。 天邪鬼は一人ぼっちや絶望こそ望むところな妖怪のハズなのに、何もなくなってしまったことが辛くなってしまった。 嫌ってくれる奴らも自分をイラつかせる善人もひとり残らずいなくなったからだ。 主催への下剋上を果たしたところで、自分はどこへ行けばいいのか……戦いの中では必死だったために引っ込んでいた不安が心の中で広がる。 その時、すぐ近くで眠っていた月元が正邪が泣いていることに気づき、胸を貸した。 なんのつもりだ?と言う彼女に対し、月元は穏やかな笑顔でさっきの意趣返しであると答える。 「……おまえキモイな」と罵りつつも、正邪は月元の胸を借り、すすり泣いた後に疲れて眠った。 今は先のことなど考えず、戦い続けることを誓う。 〇八日目 起きた二人は坑道の出口を探すが、一向に見つからない。 どうやらこれまでの戦闘の余波で塞がってしまったらしい。 どうするか悩む二人だったが、そこで凄まじい振動が坑道全体を襲う。 同時刻、ゴジラが空中に浮かんでいたバーンパレスを撃墜し、その振動が坑道まで届いたのだ。 多くの参加者の犠牲を強いられた大破壊であったが、これが坑道にいた二人には幸運をもたらし壁に罅を入れて脱出を助けた。 久しぶりに外に出た二人であったが、ここで会場の異変に気づく。 空は赤黒く染まり、セカイジュはより大きくなり、遠くに見える下北沢はジャングルと化していた。 他にもめぼしい施設が瓦礫と化しており、自分たちには手に負えなさそうな巨大ロボットや怪獣が暴れている様子も見えたが、一体たった二日で何が起きたのか? とにかく情報を求める二人であったが、ここで更なる絶望の淵に叩き込まれる。 電波が届いたPADに追加された情報によると仲間である五代と蘭子、リクやアカネといった正邪のクラスメイトや月元の仲間であるウィードも死んだとのこと。 特に五代は月元にとって最も信頼していた仮面ライダーであり、正邪にとっても命の恩人だ。 殺した存在がわかり次第、下手人を許せないだろう。 不幸中の幸いなのはシノとリュウは無事らしく、二人が保護しているミーティアの子供も無事だろう。 まだ希望を捨ててない二人は、下北沢を目指すことにした。 〇九日目 下北沢に着いた二人であったが、意外にも刃の二人が流した嘘情報につられて正邪に襲いかかる存在はいなかった。 ……というより、ここで生き残っている参加者に構ってる余裕はないと言った方が正しいだろう。 下北沢は魔の森と化しており、数多の怪物が跋扈していた。 しかも溢れ出る正体不明の瘴気により、生身の人間なら入り込んだだけで侵されて死ぬか色狂いか怪物化してしまうレベルの汚染地帯だ。 例外として魔の力を持つ存在は一定の恩恵を受けられるらしく、妖怪である正邪と体内に魔界植物を宿した月元はトーテンタンツァに付けられた傷を癒し、それ以上に能力を拡大させていった……ある意味、怖さすら感じつつ。 そして量産型の野獣先輩のようなクリーチャーを倒しながら探索を進めていく二人。 ――その先でばったりと出くわしてしまった。 世界の破壊者とされた危険人物、仮面ライダーディケイド。 そして朝之光希こと魔闘士ロージィ……否、彼女はなぜか五代と同じクウガの姿をとっていた。 まさか、光希が五代を殺してクウガの力を奪ったのでは……!? 悪の堕ちた光希ならやりかねない行動だと月元は言う。 ならば許せないと、月元は正邪の制止も振り切って攻撃を開始し、光希も正邪を見るや襲いかかってくる。 光希「鬼人正邪! あなた、月元くんを騙したのね!」 正邪「??? 騙す? 何の話だ!」 戦いはクウガ・ディケイド・G3と仮面ライダーが三人、男だか女だかよくわからない変態一人と向こうは倍以上の頭数があったが、正邪・月元側も下北沢の瘴気の恩恵で互角の戦闘ができた。 ひっくり返す程度の能力やパイルバンカーを武器に、二人は激闘を繰り広げるが、戦っていくなかで違和感が生じる。互いに会話が噛み合わないのだ。 月元が「江口やティアードロップの時のようにはいかない」と言っても光希は知らない素振りを見せ。 正邪も光希に「ヴォルケーノの力はどうした」といきなり言われてもなんのことだかさっぱりわからなかった。 正邪「一条って奴はどこいった? まさか既に殺して」 一条「一条は私だが、一体何の話をしている?」 正邪「……は?」 一条という男は光希に拉致されているという情報であったが、G3を纏っていた一条を名乗る男は光希をサポートしており、どう見ても人質には見えないし洗脳されているとしては意思がはっきりしている。 ここまで来るととても嫌な予感がした……誰かが仕組んだ罠ではないかと。 そう思った矢先に、光希ことクウガ・ロージィはディケイドの力(FFR)でシャベルへと変形し、突き刺した地面から生成した荊棘が正邪と月元に襲いかかる。 体にまとわりついた荊棘は正邪と月元はお互いに協力して断ち切ることはできたが、荊棘には魔力を吸う力でもあるのか、瘴気で得た分の魔力は奪われてしまった。 形成は不利だと見て、正邪は月元は撤退を要求し、月元は悔しそうな顔をしつつも逃げることにした。 光希たちを撒いた二人だが、逃げた先で瘴気とは違うギジェラの花粉が襲いかかり、逃げる暇もないまま巻き込まれてしまった。 目が覚めるとそこは見慣れた架空学園2世界。 少し違うのは差別されてきた妖怪たちは正邪を軸に人間たちから自由と権利を勝ち取っていた。 彼女が軸となって遊矢やアマゾンネオ、桐山さえ実力で倒し、下剋上を成し遂げたのだ。 新しい世界で女王のように君臨していた天邪鬼の鬼人正邪は高笑いを上げた。 架空学園での殺し合い、ギドラによって滅ぼされた世界、二度目の殺し合い。 まるでそっちの出来事の方が夢だったかのように…… だが、民衆に向けて手を振り上げた瞬間、チクリと何かが刺さり、出血する。 それは隣にいたカクタスに変身していた月元のサボテンの針だった。 次の瞬間、見ていたのが甘美な幻であったことに気づく。 それでも月元はまだ夢の中であり、自分も花粉によって再び幻の世界に引き戻されそうになるが、カクタスの針には花粉に対する抗体があると睨んだ正邪は幻を振り払うため。 そして仲間である月元を現実に引き戻すために、針で手が貫通して血塗れになることも構わずに、彼の手を強く握った。 正邪の祈りが届いたのか、月元もまた現実へと帰還した。 彼もまた洸やミーティア、亡くなった多くの仲間が生きていて、憧れの光希が悪の道に走らなかった夢を見ていたらしい。 だが所詮、夢は夢、もはや成し遂げられなかった未練は捨てて戦うしか、死んでしまった者たちに示しが付かないとお互いに自覚し、どんなに辛くても現実で戦っていくしかないと改めて決意をした。 とにもかくにも光希やディケイドを探して下北沢の奥に進んでいく二人。 ギジェラの花粉にやられている対主催もいたが、抗体を得た月元の魔界植物の針で治していく。 最奥では強大な破壊神ジェノシドーがいた。 シドーはバズズとの邪配合に加えて下北沢の瘴気によって更に力を桁違いに引き上げており、それは対主催最強戦力と言っても過言ではないビルスでさえ不利に追い込まれている。 神や神に等しい力を持つ者でさえ、あらゆる攻撃スキルを跳ね返し防御スキルを貫徹するシドーには敵わず、苦戦。 それ以上に多くの対主催グループが近場にいながら、互いに疑心暗鬼になっており連携して戦うことができない。 ビルスとシドーの二大破壊神の戦いは月元と正邪の介入でどうにかなるものではないとわかっていたが、そこへ光希やディケイドたちが戦場に現れ、シドーと戦い始める。 口々に何かを言ってるようだが、戦闘音でよく聞き取れない。 月元「光希さんが破壊神みたいな奴と戦っている…彼女を倒すなら今がまたチャンスだけど、しかし…」 正邪「どうする昭司? 破壊神の方の妖力の方が圧倒的に上だが……」 シドーもなぜか光希たち相手には積極的に攻撃をしてこない。 光希には破壊神に対抗する何かを持っているのか? もし光希が月元の知る悪人ならば、破壊神を倒して自分の力とするだろう…… だが、先ほどの違和感の正体もよくわかっていない以上、背後から攻撃すべきだろうか? そこへ、正邪らより早くGOことマガタノディケイドが、光希たちに電撃で襲いかかる。 まず一条を名乗るG3が倒れ、その彼を光希クウガは盾となって守った。 自分の体が雷撃で焼けていくにも関わらずに…… 月元「正邪! 彼女を、二人を守れ!」 正邪「がってん承知! 逆転・チェンジエアブレイブ!!」 葛藤していた月元は助ける決断をし、正邪は弾幕と感覚反転でGOの攻撃を防いだ。 GO「ほぉ、(俺に逆らうとは)良い度胸してんねえ~」 狂気の魔神GOの腰の部分をよく見てみると、そこには血のついたベルト、五代がつけていたアークルがあった。 光希の腰にもアークルがついているが……これはどういうことか? その時、遠方からのGN粒子――覚醒したシノがサイコクアンタムバーストを発動させ、ちょうど発動範囲内にいた下北沢の参加者たちを飲み込んだ。 それによって誰しも心が丸裸にされ、これまでの嘘と真実が明らかになる。 ネットを使った悪意ある者たちによって真実を歪められおり、対主催を今まで疑心暗鬼に陥らせていた。 正邪は知らない者には主催戦力となったオールリピの正邪の方だと吹き込まれており、多くの参加者が警戒していた理由は差別意識などではなく風評被害だったのだ。 さらにここにいる光希はオリリピ2の悪堕ちした存在とは関係ないオールリピの少女。 クウガへの変身能力も「ある人物」から譲られて手にしたものであり、五代から奪ったわけではない。 言うなれば月元が知る光希とは別世界線の存在だったのだ。 そして五代を殺したのは光希ではなくGO、GO自身も五代や蘭子を惨殺したことについて自慢げに話し、月元と五代の親友であった一条を激怒させた。 誤解が解けたところで正邪と月元、アクシズ教団、もう一人のクウガ組、グレーテル組は破壊神と魔神相手に共同戦線を張ることになる。 死闘ではあったが、今までバラバラだった対主催がひとつになることでより強力な戦力となった。 ビルスの献身によりシドーとバズズが分離され、バズズを殺害することで破壊神シドーは無力化。 ディケイドもGOに敗れるが、死ぬ前に奥の手であるオールライダーカードを使うことで、仮面ライダーとなった存在をパワーアップさせた。 月元も(なぜか)アメイジングクウガになり、アルティメットクウガとなった光希との連携でGOに大打撃を与え、仮面ライダーたちの猛攻の前に禍々しき神はこの世から消え去った。 一方仮面ライダーならぬ正邪は死にゆく士から絶対に悪用されるなとディケイドライバーを託されることになる。 他所での戦いもあって下北沢に蔓延る悪党は一掃されたと思いきや、ここで主催が放ったらしい巨大ミサイルが地表に直撃。 大規模な地殻変動が発生し、地割れが多くの参加者を飲み込んでいった。 その被害は下北沢にもおよび、せっかく生き残った参加者を殺さんとしていた。 飛べるものもいたが、何十人もいる参加者を乗せて運べるものがおらず、飛行できる乗り物は全て大破していた。 ワープ系の能力は星から発せられた魔力により阻害され使用できない。 月元も飛べる正邪だけでも逃がそうとしたが正邪は拒否し、曰く「おまえらがいないと主催への下剋上の道が遠のく」と言って方法を探す。 しかし見つからない、譲られたディケイドライバーも正邪や他の対主催には適合しなかった。 そうこうしている内に、下北沢は崩落する。 これまでか、と多くの対主催が思った中、巨大な腕に掴まれその場にいた全ての対主催が助け出された。 正気を取り戻したシドーが巨大な体で間一髪、崩落から救いだしたのだ。 そして、味方に戻ったシドーの背に乗った参加者たちがたどり着いた先は空飛ぶメカエアーズロックことテツヲメカゴジラシティ。 そこにはシノら、崩落を免れ生き残った参加者たちが集っていた。 シノは舎弟であるリュウの死に悲しんでいた……彼らは坑道から赤ん坊を連れて脱出した後、テツヲに捕まり、リュウの犠牲と攻殻機動隊や月島さん、死に戻り組の助力がなければアエゴーシュマが発動して対主催が壊滅する危険があったらしい。 リュウこそ帰らぬ人になってしまったが洸の子供は無事であり、月元と正邪は慣れないなりに父親・母親のように泣き続ける子供をあやし、笑顔にした。 それから別世界線の光希…いわば善光希と合い、月元はもう果たせないと思った戦友との久しぶりの交流に涙する。 善光希はもう一人の正邪…完全にオールリピ主催の軍門に下った正邪と死闘を繰り広げた経験があるらしく最初は警戒してたが、月元より口は悪いが性根は悪い奴じゃないと言われて安堵した。 だが褒められると気分が悪くなるのが天邪鬼の性であり、和気藹々な空気に我慢できなくなった正邪は善光希に「薔薇臭い」「ペチャパイ」「男に間違えられそう」「レズの気ありそう」と悪口連発。 結果、互いのほっぺたをつねり合う程度の大喧嘩になる。 シドー「ひょっとして照れ隠しか?」 月元「……たぶん」 一方、善光希の口から知り合いに遊矢の名前が出てきた時には驚く。 どうやら別世界線の自分も遊矢にしてやられたらしく、自分も学園テロを未遂に追い込まれて敗北したこともあるので、何だか因果関係を感じずにはいられなかった。 ……と、最後の休息時間を穏やかに過ごした対主催たちだが、シティが成層圏の近くまで上がったところで会場だった地球型惑星の正体を知る。 それは一個の巨大な生命体……月元はこれを植物系の旧支配者ヴルトゥームを惑星サイズに巨大化させたものだと称した。 そして日付が変わったちょうどその時、主催から対主催全員に向けて宣戦布告がなされた。 〇最終日 モニターに映ったのは月元が探し求めていた悪の帝王、オリリピ2のブルー・ロージィ。いわば悪光希であった。 まさか主催にいるとは思わなかったので驚く月元と正邪、もうひとつのクウガ一行。 彼女の口から説明された主催の目的を端的に言えば、高次元存在のギドラ召喚による全世界の抹消。 旧支配者から生えたセカイジュはギドラにとって最高の供物であり、一度食べさせてしまえばギドラ自身をパワーアップさせて全平行世界さえ消しされるとのこと。 そうなれば強さ云々の次元ではなく、あらゆる全知全能の上位存在でさえ、滅びに抗うことはできない。 オールリピ主催があくまで支配に留めているなら、こちらは最悪の心中である。 これに対しオルガは他の者の気持ちを代弁するように心中なら自分たちだけでやれと激怒したが、悪光希は死ぬのではなく生まれないことに意味があると言って、通信を切るのだった。 なんにせよ主催を止めなくてはいけないが、どうやら主催は会場となった惑星とは別の惑星EIにも本拠地があるらしく、 二箇所同時進行して計画を阻止する必要があった。 ここで対主催は二つのグループに別れて進軍、正邪と月元のコンビはシドーの進言もあり、善光希らと共にセカイジュとそれを守る基地となっているナザリックへの制圧部隊に参加。 他は艦隊に乗り、惑星EIを目指すことに。 洸の子がメカゴジラに乗ってしまうのはやや心配だが、守りながら戦うことはできず、どのみち安全地帯はどこにもないのでシノたち(と堀川くん)を信じて預ける他なかった。 多くの対主催と共に、セカイジュを目指す一行。 シドーの背中の上では、シドーを案じる善光希と一条、脳内で一心同体となったパトロンと会話するゼロプール。 高校生ヒーローと中学生天邪鬼の一幕があった。 月元「正邪、死ぬかもしれない戦いなんだ。降りるなら今の内だぞ」 正邪「そっちこそ、薔薇女連れて逃げちゃえよ」 月元「彼女は違う世界線の別人なんだ、俺が憧れてた光希さんとは違う。 そもそも世界の存亡がかかってるのに降りろと言っても聞かないさ」 正邪「はあ~めんどくさい奴だな……私は降りないよ、ここまで来たら最後までおまえらの下剋上に付き合ってやる。 ……これは嘘じゃないぞ。本当のことは天邪鬼的に言いたかないが」 月元「僕も降りないさ、世界の皆や洸とミーティアさんの子供の生きる未来のためにね」 思えば、長く月元と戦ってきた気がする。 五代が死んだ、木野も死んだ、知り合った者のほとんどが死んでしまった。 元の世界の知り合いも行方不明のレイを除くと一人残らずいなくなってしまった。 自分は一人ぼっちだと思ったが、まだ月元だけは残っていたことを思い出す。 ここで逃げたら月元に「負ける」ことになり、それだけは認めたくないと同時にまだ張り合える奴がいたことだけは流転の運命に感謝した。 もはや、結末がどうなろうと下剋上を目指すのみと、更なる決意を固める。 ついに始まった最終決戦。 宇宙では艦隊戦が、惑星EIでは潜入作戦が行われている一方、旧支配者の体の上ではセカイジュとナザリックを中心に地上戦が繰り広げられており、もはやバトロワではなく戦争である。 並みのように押し寄せるナザリック、エクシフの兵、植物魔人……その中に混じって蒼い閃光が先陣を切り、鎌のひとふりで一人の神の首を落とした。 魔王ブルー・ロージィだ。 多くの対主催(モブ)が挑むがバッサバッサと首をはねられていく。 あまりの強さに遠方から見ていた月元は明らかに最後に戦った時より桁違いに力が増していることを指摘。 そして次の瞬間、鎌を構えた悪光希に肉薄されるが、そこへ最強クラスの実力者サイタマによる助太刀、もといマジ右ストレートで助けられる。 神さえ一撃死させる存在を遠くまで殴り飛ばせるサイタマも凄いが、一分足らずで戻ってきてほとんど無傷な悪光希もクレイジーな強さを持っていることをうかがい知れる。 流石にサイタマクラスの実力者でないと話にならない上、計画発動まで時間もなかったので、どうしても悪光希と決着をつけたい月元をなんとか説得し、善光希らと共に今のうちにセカイジュまで飛んでいくことに。 セカイジュの前までたどり着いた一行……どうやらゼロプールはセカイジュの止め方を「なんとなくだが」わかるらしく、接触を試みようとする。 しかし、ゼロプールがセカイジュに触れるよりも早く、ブーメランのように飛んできた鎌が彼女(彼?)の左腕を切り飛ばし、そのまま衝撃で近くのクレバスの奈落へ突き落とされた。 振り返ると先ほど自分たちに助太刀したハゲの男の首級を片手に、悪光希が降臨していた。 正邪たちも応戦するが、天邪鬼、クウガ、G3、シドー、カクタスの五人や他の対主催の力を束ねてもまるで勝負にならず、全員膝を折ることに。 だが月元は何か明確な違い……強さも異常だが、神を憎んでいたにも関わらずギドラに縋っているなど思想面が違うのだ。 それを指摘されると悪光希は語る。 悪光希は月元が知る彼女より少し先の時間軸から来ており、最終決戦の折にヒーロー連合は彼女が指揮する森浄化杜の前に全滅し、他の生還者ごと皆殺しにしたのだと言う。 そして多くの世界を支配下に置いた……が無軌道な侵略が祟り、上位の神に目をつけられて桁違いの力の前に敗北。 会場の星の正体は幹部である美織が全滅を回避するために自我を捨てて旧支配者として進化した結果であるとのこと。 勝者となったつもりが敗者となってしまった……いや、そもそも負けしか用意されてないゲームだった。 そこへ全てを一つにして滅ぼすギドラの存在を知り、上位存在や運命から人々を「死を伴って」救う手段として主催に加担したのだ。 (ちなみに月元と同じ時間軸の悪光希や美織は主催の計画の過程で未来の自分たちに融合して消滅したらしい) その話を聞いて月元たちはもちろん、以前は下剋上を目指していた悪光希を支持していた正邪もまた憤慨する。 悪光希「天邪鬼であるおまえはこちら側だと思った」 正邪「おまえが神と戦い続けているなら共感もしたさ。 だが、おまえは戦いを放棄して試合自体をなかったことにしようとしている。 自分がやるなら楽しいが、他人がやるとムカつくんだよソレ」 悪光希は自分で神に戦いを挑んでおきながら、戦いそのものを放棄したのだ。 確かに全てを奪われないための戦いかもしれないが、滅びの道を歩んだのは自業自得でもある。 ゲームを無理矢理なかったことにする反則が許されるのは天邪鬼のような存在だけだ、と。 だが何を言ったところで悪光希が全てを無に帰す思想を止めることはない。 魔王の心は月元が知っている時以上に壊れていた。 そして、とうとう計画が発動――したかに思えたが、ギドラそのものの召喚には成功したものの、主催も予期してなかった事態が発生する。 死んだと思われたカギ爪の狂人にセカイジュの制御を乗っ取られたのだ。 以前、幻を見せたものと同じように超広範囲で花粉が舞い散り、対主催・マーダー・主催戦力関係なくミーム汚染をされて鍵爪をつけた事実上のゾンビへと変貌させる。 その被害は、当然セカイジュに一番近い正邪たちも受け、多くの仲間がカギ爪化しかける。 悪光希ですら困惑し、対主催への攻撃を中断してでもセカイジュの暴走を止めようとしたほどだ。 このまま、世界は終わりか――誰もがそう思ったが、各地では諦めないものたちがいた。 その一人が正邪であり、月元であった。 この二人は一度、ギジェラの花粉を受けたことで洗脳や幻惑への抵抗力を心身共に手に入れていた。 正邪は過去に戦った一方通行の能力を参考にひっくり返す程度の能力を応用して、擬似的なベクトル操作で降りかかる花粉を最小限に抑えた。 月元は体内で作り出した血清をカクタスの針として味方に打ち込み、周辺の対主催の体内を浄化した。 カギ爪もまた、夢の国の王の助力を得たサイコクアンタムバースト、死んでいたと思われたゼロプール(デッドプール)のミーム汚染返しに対主催一同の怒りの精神攻撃により、セカイジュの中で消去された。 セカイジュの暴走は対主催にとって窮地ではあったが、アクシデントと同時にチャンスでもあり、主催陣営の揃っていた足並みが崩れた。 実際、急な疲弊によって他の主催と融合していたギドラが警戒してセカイジュに近寄れなくなったのだ。 あと少しで計画成就だったために、今まで感情を見せなかった悪光希が初めて癇癪を見せるほどである。 ここで月元が彼女を説得しようと、戦いをやめるように声をかける。 だが…… 悪光希「誰が手を握るものか、ここで握ったら私のせいで死んでしまった人達にどうすればいいの! だから終わらせる、何もかもを、私が喰らう者になって…全てを喰らって今度こそこの悲しみを…」 差し伸べられた手は払い除けられ、月元は鎌で斬られる。 さらにもう一人の自分である善光希を鎌で切り裂こうと悪光希は突進、シドーの巨体が盾になることで防いだが、神殺しの鎌をモロに喰らってしまったために、シドーは致命傷を負ってしまう。 万事休す……しかし、正邪は悪光希の胸元に一枚のカードが埋め込んであることに気づいた。 月元が話していた『絆のタロット』だ。 悪光希は純粋な実力の他に、惑星美織から得た魔力を元に奇跡を起こすタロットで、神さえ殺せる力――「反則」をしていたのだ。 反則のカラクリがわかったところで、正邪はなんとかタロットを奪おうとするが、呪いに絶対の耐性を持つブルー・ロージィにはひっくり返す能力の効果がない。 後ろに居た一条諸共、首をはねられそうになるが、そこへ瀕死のシドーが邪配合で得た方法を応用し、破壊神の力とアマダムを配合することで善光希をライジングアルティメットクウガに昇華し、不意打ちを与えたと同時に物質を原子レベルで分解・再構成するモーフィングパワーで悪光希の防御力を弱め。 追撃に一条の援護を受けた月元の六六六菩薩拳により、絆のタロットを奪うことに成功する。 しかし月元は反撃の抜き手をもらい、絆のタロットを一条に託して死んでしまった……即死である。 月元の死には仲間たちや正邪さえ駆け寄って涙を流し、慟哭させる。 一方、悪光希は死んだ元親友に思うところはなく、ただ冷徹に対主催を皆殺しにしようと迫る。 絆のタロットを奪われてなお、余裕なのはタロットなしでも地の能力で正邪たちを凌駕しているため。 何より絆のタロットは悪光希以外誰も使いこなせないと踏んでいたためだ。 それでも正邪や仲間たちは凶悪な魔王を相手に立ち上がった。 正邪は奇跡を信用しないし、絆も口にしない。 絆のタロットも事象改変装置でしかないと彼女は認識している。 だからここからの戦いは全て奇跡ではなく、彼女と仲間たちが手繰り寄せた布石「反則を超えた反則」によるものである。 悪光希は見落としていた。 ここが魔力が一番集中するセカイジュであり、そのおこぼれを一番与れる場所。 先ほどのカギ爪でのアクシデントで編み出した正邪の擬似ベクトル操作で一条の持つ、タロットに魔力が集中。 タロットに光が宿り、ある一定の範囲であれば事象を操作できるようになった。 正邪はここでディケイドライバーを身に付け、一条にアイコンタクトでタロットで何をすべきかを伝える。 一条「月元くんの話を聞く限り、同情の余地はあるかもしれん……しかし!」 善光希「あなたは私…人間じゃなくなっていく恐怖に負け、それがこじれて悪の道に走った。 殺してもあなたの言うとおり、悪しき誰かに生き返らせられて力を利用されるかもしれない。 だから! あなたを蝕んでいる元凶を私自身の手で摘む!!」 正邪「下剋上させてもらうぜ。さあ、魔王なんかやめてただの人間に戻れ! 変身!!」 月元が悪光希から奪い、一条に渡した絆のタロットが輝き、一瞬だけ正邪を世界の破壊者にして最強の叛逆者であるディケイド激情態に変身させる。 タロットの恩恵で初変身にも関わらず、戦い方がわかる正邪は次に善光希をFFRでシャベルに変形させて構える。 正邪の狙いは、荊棘によるブルー・ロージィの魔界植物の浄化だ。 タロットの限られた魔力や時間制限を鑑みて、浄化による短期決戦だけが悪光希に勝てる鍵と正邪は見たのだ。 超強化された善光希一人では、元が同じためか悪光希に動きが読まれているために最初の不意打ちを除いて有効打をたたき出せていない。 ここは正邪が戦うしかなかった。 悪光希もまた、ブルーの力を奪わせまいと鎌を構え、激突。 浄化のシャベルと神殺しのデスサイズが、鍔迫り合い火花を散らす。 途中、不覚を取って鎌が顔面を掠めてマスクと片方の角が割れて飛んでいってしまうが、正邪は恐れることなく攻防を続ける。 妖怪は精神の生き物だ。 妖怪とは精神こそが本体であり、自分が攻撃されたり倒されたりすることには恐怖を感じにくい。 精神的ダメージに弱いとも言えるが、裏を返せば精神的に折れなければ死ぬまでどこまでも戦い続けることができるのだ。 それでもディケイドやライジングアルティメットの変身時間制限がすぐそこまで迫っていることを肌で感じていた。 あと一分持たないだろう。 正邪は一気に決めるために、地上にシャベルを突きたて荊棘を召喚する。 しかし蔓は伸びるが、飛び上がり距離を取った悪光希に届かない。一条も銃器で牽制するが、防がれて意味はなくなった。 正邪が弾幕攻撃を行うが、打撃力不足で悪光希の鎧を貫けず、ただの悪足掻きにしかならなかった――そう悪光希が思った瞬間、片足を長い針が貫通し、機動を失って荊棘の中に落下した。 一体誰が?! と悪光希が振り向くとそこには死んだハズの植物魔人カクタスがいた。 月元は好機を狙って死んだふりをしていただけだったのだ。 敵を騙すにはまず味方から……正邪由来で卑怯な戦い方を覚えた月元は実践したのだ。 正邪は最初からそのことに気づいており、苦し紛れに見えた弾幕は月元生存を隠すための囮である。 ああ、そうかと正邪は漸く理解した。 自分が人間たちに勝つことに強く拘った理由を……遊矢もアマゾンネオも上条も桐山も、五代もミーティアも善光希も月元も、皆過酷な障害や敵、死が先に待っていたとしても、運命に絶対に屈せず反旗を翻し続けた。 強い奴らは皆、アマノジャクだったのだ。 自分が本当のアマノジャクで有り続けたいからこそ、自分を上回るアマノジャクたちだった人間に憧れていたことを知る。 そう、正邪はいつしか人間たちに尊敬の念さえあった、虫唾が走る(すばらしい)くらい大嫌い(だいすき)になっていたのだ。 浄化され力を失っていく悪光希は嘆き、ここで自分たち主催を倒したところで、また別の悪しき神や運命が遅いかかるだけだと宣うが、変身が解除された正邪は強い意志をもって言い放った。 「私たちは、負けない! 私たちは、恐れない! 戦い続ける奴は天邪鬼なんだ。死ぬまでアマノジャクなんだ! 私が、私たちこそがアマノジャクなんだぁーーー!」 天邪鬼たちは確かに最凶の魔王を倒し、魔界植物を浄化して力のない、ただの人間に戻したのである。 それでも戦おうと悪光希は鎌をもって足掻くが月元の腹への一撃により気絶。 戦いを見届けた後にシドーは消滅してしまったが犠牲に見合った勝利であった。 今ここに、ひとつの下剋上がなった。 最高のエクスタシーを感じながら歓声を上げたのは鬼人正邪であった。 また、各地でも主催が次々と討たれ、戦いにも終局が見えようとしていた。 悪光希は手錠をかけられ、連行される……月元曰く裁きは元の世界で行いたいとのことだ。 長い因縁にも決着がついたことで晴れやかな顔の月元の顔が見えたが…… 直後、そう遠くない場所で主催の一人であるドルマドンと融合していたギドラが落下。 最終攻撃としてギドラ本体を呼び込もうとするドルマドンに対し、グリッドマンは次元の穴ごとトドメを刺そうとする。 それと同時にアイデンティティを奪われて発狂した悪光希が自分の腕を噛みちぎって手錠から逃げ出す。 呪詛を吐きながら、真人間に戻ってできもしないのにギドラと融合しようとして、ドルマドン・ギドラ本体諸共蒸発することになった。 月元は最後のチャンスかもしれなかった悪光希をとうとう救えなかったことを嘆き、絶叫をあげる。 幸い、正邪と善光希が左右から彼を抱きしめ慰めることで彼の精神が壊れることはなかった。 が……月元の願いはとうとう叶わなかったことには、正邪も心を痛めた。 善光希と共に言ったこの死は裁きであり救いでもあるという言葉がどこまで彼に通じたかわからなかった。 正邪の世界を滅ぼしたギドラも死に、主催の計画も破綻した。 それでも最後の主催であるエルミルが残っており、報復としてこの宇宙だけでも滅ぼそうとしているので少しでも余力のある者は魔法のドアで惑星EIに向かってほしいと、どこからともなく現れた石丸と彼にサルベージされたゼロプール。 光希と一条は迷うことなく、アクアたちと共に惑星EIに向かうことにした。 月元も光希たちと共に行こうとするが、正邪は仲間たちに止められてしまった。 彼女の消耗は先の戦いで限界であり、正邪は無理をしてでも行こうとするが弾幕一つ飛ばすこともできず、仲間たちの判断もあって止められてしまった。 最後の最後でケチがついたみたいでバツが悪い感じに多くの戦えなくなった対主催と共に惑星美織に取り残される正邪。 ところが、まだ一つだけ……主催とは別の巨悪が残っていた。 今まで神や悪魔の死肉を漁り、独自に進化した蜂の集団が主力が全て別の星に旅立ったのを見計らって文字通り一斉蜂起したのだ。 漁夫の利的に弱った参加者に襲い掛かり、毒針を刺しては喰らっていく巨大蜂。 正邪も満身創痍の状態で戦うが、キリがない蟲におされ、女王蜂だと思われる怪獣化したチク・ビーに捕まる。 おそらく毒針を刺した後に食べるつもりだろう。 抗いたくとももう手も足も動かせる体力がない。 (最高の下剋上を行った後に虫如きに殺されるとは……、まあいい、私は天邪鬼としては頑張った方だろう。) 正真正銘の終着点……戦い抜いた正邪は潔く死を受け入れようとしていた。 だが、正邪を待ってきた死ではなく、バイクのエンジン音と救いのヒーロー。魔拳士(仮面ライダー)カクタスであった。 彼のパンチにより鉢怪獣の腕が砕け、お返しの毒針もパイルバンカーによってぶつかった針どころか全身ごと砕け散った。 司令塔を失った鉢の集団は統制を失い、一転攻勢で参加者たちに全滅させられた。 「なんで戻ってきやがった!?」と喜びと怒りが混じった言葉で正邪は月元に言うが、彼はただ笑顔でこういった。 「世界を救うのは朝之さんや一条さんみたいな人だけで十分だ。僕はただ、大切な人だけ守れればそれでいい」と。 実際に、エルミルとの戦いは月元が参戦するまでもなく、他の対主催によって倒された。 直感に従って戻ってきた月元の判断は正しかったと言える。 ただ、激しすぎた戦いによって生じた複合的な要因によって惑星美織そのものが崩壊し始めていた。 正邪、月元、その他のものもメカゴジラシティによる救助を求めて走るが、僅かに間に合わない。 ところが、地面の方から突如桜のような巨木が生えてきて、メカゴジラシティまで届く架橋を作り出したのだ。 残る生存者が全てメカゴジラシティに回収され、それから間を置かずに惑星は散華するように消滅した。 長い殺し合いで疲れきった正邪と月元は、穏やかに眠る赤ん坊のベッドの近くで肩を寄り添って眠っていた…… 〇エピローグ 時は経ち、月元はヒーローとして変わらず活動を続けている。 首領と幹部が消えた森浄化杜は抵抗を続けたが、以前のような勢いはなく、多くの侵略を受けた世界から猛反撃を喰らって壊滅した。 引き取り手がいなかった洸とミーティアの子供は生還した月元くんが育てることに決め、江洲衛府島の孤児院でスクスクと育ち、月元は20歳になったら正式に里親として引き取る約束を子供と交わした。 正邪はというと、彼女は月元のパートナーとしてオリロワ5世界で暮らしている。 正邪自身は下剋上が目的じゃない「正義の味方」はガラじゃないと言うが「悪の敵」なら悪党相手に下剋上できるから面白そうと、彼専属の使い魔になったという。 何よりも月元とならより最高の下剋上ができるかもしれないと踏んだからだ。 この日は光希の命日であり、九条学園の地下には月元が秘密裏に立てた彼女の墓があり、毎年寄るようにしている。 いつもは明るい彼だが、この日だけは辛気臭くなる。 辛気臭いのは天邪鬼的には好きだが、月元にはとても似合わない気がした。 そこで正邪は彼相手に下剋上もとい嫌がらせをすることにした。 彼に向けて不意打ちの口づけをしたのだ。 これで蔑んでくれれば僥倖、辛気臭さのない彼の困り顔が見れれば御の字だ。 ファーストキスを奪われたお前は、私をどうしたい? 殴りたいよな? 怒りたいよな? 嫌いになったかなぁ? 嫌いになってくれたよなぁ? なぁなぁなぁなぁなぁ、ヒーローさんよぉ―― だが、月元は怒って嫌うどころか正邪に微笑んだ後により深いキスをした。 これこそ天邪鬼の性分を知り尽くした彼なりの嫌がらせである。 予想外の反撃に正邪は困惑。 下剋上するつもりが逆にされてしまったと、頬を赤らめるのだった。 正邪「お、おまえなんか大っきらいだ!」 月元「それはこっちのセリフさ」 お互いに馬鹿にし罵りながらも、廃校となった九条学園の屋上で深く抱きしめあう二人。 天邪鬼の定義における『NO』は『YES』である。 どうやら今回ばかりは天邪鬼も負けを認めざるをえないようだ。
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マルチェロ&キャスター(鬼人正邪) ◆vE7Jb4ucI6 人もまばらな深夜の市街地。 スーツを着た背の高い男と、修道服に身を包んだ少女が歩いていた。 二人共、幾つもの紙袋やビニール袋を両腕にぶら下げていた。 「なー、マスタぁー。なんで妖怪の私が聖職者のカッコなんかしなきゃなんないんだよー」 修道服の少女、キャスターのサーヴァントである鬼人正邪はいかにも不快といった様子である。 「……私がこの街で生活していることになっている所には、女物の衣服はそれしかなかったのだ。 あの妙ちくりんなデザインの服でこの街中を出歩くわけにはいかんだろう」 「けどよー。なんかこの服、ジンマシンがでるぜ」 正邪はしきりに胸の辺りをつまんでパタパタしたり、腕や脚を掻いたりしている。 天邪鬼(アマノジャク)の妖怪……魔の物に属する彼女に修道服は少々肌に合わないようだ。 そんな彼女が頭を掻こうと黒いベールをずらし、彼女の頭に生えた小さなツノが露わになろうとした所で スーツの男・マルチェロが少女の頭を押さえ、止めにかかった。 「まったく……家に着くまで我慢しろ。 新しい衣服なら今買ったところだろう、キャスター」 「へいへい」 マルチェロの言葉に、気のない返事を返す正邪。 だが両腕にぶら下げた紙袋の中身を見て、正邪はすぐに機嫌を直した。 紙袋の中には、何着もの帽子や女物の衣服が詰め込まれている。 この街で購入した正邪のための衣服だ。 人ならざる妖怪である正邪の頭には、一対の小さなツノが生えており、 人ならざる妖怪であることをアピールして生きてきた正邪の衣服のデザインは、現代日本では少々前衛的すぎる。 霊体化せずに街中を行動するには、悪目立ちしない『普通の服装』が必要だった。 (…………♪) ……という実用上の理由ではあるが、キャスターはこれらを着てみるのが少し楽しみだった。 袋の中を覗き、実際に着てみた時の自分の姿を想像してニヤニヤと笑顔を浮かべている。 量販店で買った安物だが、なかなか可愛らしいデザインの服がバリエーション豊かに揃っていた。 破れたり汚れたりするかもしれないなどと理由をつけて、多めに買わせてしまった。 ……妖怪といえど、『少女』であるがゆえの本能からは逃れられない、ということか。 その時、閑散とした道路の向こうから、バイクのエンジン音が響いてくるのに気付いた。 ヘッドライトの光が二人を照らし、そのままキャスターたちの脇を猛スピードで通り過ぎていった。 キャスターの傍の標識、『40』という数字を明らかに無視したスピードだ。 おまけにバイクに跨った二人組はヘルメットを被っていなかった。 被っていなかったためか、『気付いて』しまった。 彼らも、このゲームの参加者だ。 マスターが『念話』で声を掛けてきた。 『キャスター……今の二人、気付いたか?』 『ああ……マスター。クラスと能力値は読み取れたか?』 『クラスは、セイバー。能力は……キャスターのお前じゃ逆立ちしても勝てん』 『向こうにもこっちを気づかれたかも知れない』 『どうだかな。……ところでキャスター、あのセイバーの知り合いか?』 『知らないな。確かに髪型はちょっと似てたけどさ』 そう言ってキャスターは自分の前髪の、一房だけ赤い部分に触れる。 あのバイクを運転した少女……セイバーのサーヴァントも、 同じように前髪の一部分だけが赤かった。 奇妙な偶然に感じたが、それだけだ。特に親近感を覚えたりはしない。 「キャスター、行くぞ。いずれは奴らも倒さねばならん』」 「ああ、帰って作戦を練らないとな。 ……あれ? 家ってどっちだっけ」 「こっちだ。……確か『天樹教会』とかいう名だったか。 私はここに住み込みで勤める神父……ということになっている』 【クラス】キャスター 【真名】鬼人 正邪 (キジン セイジャ) 【出典】東方project(東方輝針城、弾幕アマノジャク) 【性別】女性 【パラメーター】 筋力E 耐久C- 敏捷C 魔力A 幸運E 宝具A- 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 道具作成:C 『ひらり布』、『呪いのデコイ人形』などのマジックアイテムを作成可能。 作成できるのはキャスターが生前、幻想郷中の人妖から追い回されていた際に使用した物に限る。 その経緯から、生成できる道具は防御・回避に関係するものが多い。 陣地作成:A- 宝具『輝針城』による陣地作成が可能だが、 追手から逃げ回る根なし草だった彼女はあまり陣地作成を行わない。 【保有スキル】 妖怪:C キャスターが人ならざる者、『妖怪』であることそのものがスキル化したもの。 『妖怪は人間より肉体が頑丈であり、五体がバラバラになる様なことがあっても、すぐに治癒する』 という謂われから、キャスターとしては高い耐久(Cランク相当)を有している。 一方で、『妖怪』『悪魔』『魔物』などに対して有効な攻撃からは、通常より大きなダメージを受ける他、 人とは異質の独特の気配を発するために、妖怪退治の専門家などには存在がバレやすくなる。 矢避けの加護:C 飛び道具に対する防御スキル。キャスターのもつそれは後天的に身につけたテクニックである。 生前、数多くの不可能弾幕をくぐり抜けて生き残ってきたキャスターの弾幕回避技術。 目視可能な飛び道具なら瞬時に回避方法を見出して、実行することが可能。 仕切り直し:C 戦闘の場を一旦離れ、アイテムを換装して出直すことが可能。 飛行:D 魔力を消費して空中戦闘が可能。 飛行速度はあまり速くないが、燃費は良好で、小回りが利く。 単独行動:E マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。 Eランクはマスターに内密で勝手に行動するに留まる。 【宝具】 『何でもひっくり返す程度の能力』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大補足:10 キャスターが『妖怪・天邪鬼』として持つ能力が宝具と化したもの。 対象範囲内の『何か』を逆転させる。 逆転可能なのは、移動方向、位置関係、左右の認識、重力など、多岐に渡る。 物理法則など、影響の大きいものを逆転させようとすると大きな魔力を必要とする。 『輝針城』 ランク:A- 種別:対城宝具 レンジ:100 最大補足:500人 空に逆さまに浮かぶ和風の城。 ただでさえ空中に浮いている上、魔力が潤沢ならば周囲に嵐を巻き起こすことさえ可能。 おまけに内部では魔力弾を放つ妖精たちが自然発生するため、攻略は非常に困難。 ただし、設備から何からがすべて上下逆転しているため、居住性は劣悪。 起動には尋常でない量の魔力が必要である。 マスターであるマルチェロは高い魔力を有するが、 それでも個人レベルの魔力で輝針城を出現させるのはまず不可能と考えて良い。 【weapon】 弾幕 魔力の弾丸を連射する攻撃。 魔力消費が小さく速射性が高い一方、一発の威力は小さい。 対魔力の高い相手にはダメージを与えられないだろう。 スペルカード 魔力の弾幕を『技』としてパターン化したもの。 発動の際は、スペルカード宣言を行う必要がある。 上述の宝具『何でもひっくり返す程度の能力』と組み合わせた攻撃パターンの他、 欺符「逆針撃」など、純粋に弾幕だけを用いたパターンの攻撃もある。 反則アイテム 上述の道具作成スキルで作成したマジックアイテムを使いこなす。 以下に主なアイテムと、その効果を記す。 ひらり布:僅かな時間だけ身を隠し、攻撃をやり過ごす。 呪いのデコイ人形:一定時間使用者の身代わりとなって、攻撃を引きつける。 打ち出の小槌(レプリカ):かの有名な『打ち出の小槌』のレプリカ。 魔力を帯びた一撃を目の前に見舞う、数少ない攻撃用アイテム。 他にも、数々の反則アイテムが存在する。 熟練度によって効果が増す、 メインとしての効果の他にサブアイテムとしての効果も有する、 などといった細かい部分は、のちの書き手さんにお任せします。 【人物背景】 妖怪、天邪鬼(アマノジャク)の少女。 実力ある者が支配する土地である幻想郷をひっくり返すため、 小人族の末裔・少名針妙丸(スクナシンミョウマル)をそそのかして異変を巻き起こした。 早い話が『東方輝針城』原作の黒幕である。 その行動はまさに外道にして下衆。 ゲスなロリっ娘、略してゲスロリ。 次回作『弾幕アマノジャク』では案の定、幻想郷中の人妖から追い回されることになる。 生死不問、ルール無用の不可能弾幕を、数々の反則アイテムを駆使して潜り抜けてきた。 性格は、人が嫌がる事を好む、人の命令は絶対に聞かない、嫌われると喜ぶ…… というあまのじゃくそのものだが、原作中では割とまともに会話を成立させているし、 サーヴァントが人の命令は絶対に聞かない……ではちょっと困ったことになる。 書き手のさじ加減次第だろう。 【サーヴァントとしての願い】 既存の仕組みがひっくり返る様を見たい。 【基本戦術、方針、運用法】 キャスターの直接戦闘は避けるべき。 マスターはとても強いが、それでも三騎士やバーサーカー相手には分が悪い。 最初は目立たないようにしながら戦闘向きのサーヴァントと手を組んで、 ライバルを減らしていく方針でいこう。 【マスター】マルチェロ 【出典】ドラゴンクエスト8 【性別】男性 【参加方法】 神鳥の杖に封じられた暗黒神の呪縛を自力で打ち破った直後。 サイレンカードをいつの間にか入手していた。 【マスターとしての願い】 血縁や生まれによって人の地位が定められる社会を破壊し、 実力あるものが覇権を握る社会を創ること。 当然、自分がその頂点に立つつもりでいる。 【weapon】 細剣(レイピア) マルチェロが腰に差している細剣。 造りは上質だが、特殊な効果はない。 聖堂騎士団長の指輪 聖堂騎士団長の証である指輪。 装備者の攻撃力と素早さを少しだけ強化する。 (二次二次聖杯戦争での設定) 神の加護が装備者に僅かながらの『神秘』を付与し、 素手や手足に付けた武器での直接攻撃で、サーヴァントにダメージを与えられるようになる。 銃や弓矢などでの攻撃に神秘を付与することはできない。 神鳥の杖 『暗黒神ラプソーン』の魂が封じられた杖。 暗黒神の魂が手にした者を問答無用で操り、暗黒神復活のための操り人形とする。 本来ならしかるべき場所に封印されるべき代物である。 (二次二次聖杯戦争での設定) この世界に呼び出された本品にラプソーンの魂は込められていない。 頑丈で、魔力の媒介としやすいだけのただの杖と考えて良い。 【能力・技能】 剣術 主に、レイピアなどのような細剣を用いる。 若くして聖堂騎士団長を務め、政敵さえも認める彼の腕前は超一流の域に達していると言って良い。 原作で素早さと回避率が高めに設定されているマルチェロは、 スピードを重視した戦いを得意とする様だ。 上述の『聖堂騎士団長の指輪』の効果もあって、直接戦闘を得意としないサーヴァントになら遅れはとらないだろう。 【能力・技能】 特技 剣術の他にも、マルチェロは優れた魔術・体術を持つ。 以下に述べるのは、聖地ゴルドでマルチェロがククールたち一行と戦闘した際のもの。 メラゾーマ:大型の火炎弾を敵単体にぶつける、炎の呪文。 ベホイミ:味方一人の傷を中程度癒やす、回復呪文。 かまいたち:敵単体に向けて、風の刃を飛ばす体術。少量の魔力を消費することから、魔術の一種ともいえる。 威力は使い手の技量(レベル)に依存する。彼が右手パッチンで放つそれは上級呪文に匹敵する。 凍てつく波動:魔術による効果を無効化するオーラを放つ。 原作ではどれだけ強化を重ねても一発で無効化するが……。 この聖杯戦争でどの程度の魔術を無効化できるかは、後の書き手さんにお任せします。 グランドクロス:聖なる真空の刃で敵グループを討つ、マルチェロ最大の攻撃。 不死者など、聖なる力を苦手とする対象には追加ダメージがある。 その他、メラ系やホイミ系の下位呪文などの習得の有無は、後の書き手さんにお任せします。 精神力 神鳥の杖に宿った暗黒神の支配を自力で振り払うほどの精神力を持つ。 半端な精神干渉は彼に通用しない。 【人物背景】 マルチェロはマイエラ地方の領主とメイドの間に生を受けた。 だがその後領主が本妻との間にククールをもうけると、マルチェロは母と共に屋敷を追い出されてしまう。 母を亡くした後はマイエラ修道院に引き取られる。 養父・オディロの元、不遇に負けず心優しい青年として育ったマルチェロは、 両親を喪ったククールがマイエラ修道院に引き取られた際も最初は優しく接する。 だがククールの素性を知るや態度を一変。 母と自分の居場所を奪った原因であるククールを逆恨みし、厳しい態度を取り続ける。 こうして彼は、「二階からイヤミ」「どこでもイヤミ」と評される歪んだ性格に育ってしまった。 聖堂騎士団に入団後は、高い実力に加えて収賄・弾圧など、手段を選ばずにのし上がってゆき、 マイエラ修道院長・聖堂騎士団長・法皇の警護役を兼任する。 さらに最終的には法皇をも謀殺し、何食わぬ顔で次の法皇に就任するまでになる。 彼をそこまで突き動かしたのは何だったのか。 聖地ゴルドでの法皇就任演説の内容から察するに、 彼の人生を翻弄し続けてきた 「血縁や生まれによって成り立つ社会の仕組み」 を破壊したかったのだと推測できる。 【方針】 優勝を狙うが、最初は潜伏し、情報集めや手を組む相手を探す。
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僕の考えたトレーナー/(鬼人正邪) 〕ト ., __ ` - ,‘, ` 、..................| ∧ \ ′ 「\ `ト .,| \_|\ `゚ , `゙ ,...........| / l \/ | \ | \ \ / ̄ ̄\_|/  ̄\ |―┘ \」 / ̄\ | l ̄\ /\_,/ /\, \/`, / ̄ ̄ く⌒ \_,| \__,/ __/| \ / ;\___/ {\_____________/ | \,/ | { /{ | \ \ く, | \ | \__ | \ \/\;ノ i|\___ \ \ \, | \____/ l| \__________ \ \ | | / i|〕ト .,  ̄\_ \/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ; 〕ニ=‐- .,_ __,j」ニ=ミ,_  ̄ |___| ,′ 〕ニ=-弌 弌=‐- , / / ′ ゙ , ‘、 ′ /\ ` .、 \ `ーッ)\___ / } ヽ `Y゛ \_| // ⌒! ___,r‐┐ ′ , -‐弌、 く\__ \ /'゙ ; r‐/ // ̄〉 ∨ , -‐-)\ `ー―┘ [二 -ッ'゛ ,ノ { 厂゙ ' /⌒ヽ {_/ / ;′'⌒'ーt―~'゙ / /⌒┘ / ,. / ̄{ 厂\ _,ノ \ \__, { / ‘, { { {_,ノ ___,ノ ィ゙{ \、 ,ノ ‘ , ' \| i\_匸l゛ ー… ⌒゙; \_)\ ┌‐ '゛ [\_,ノ | / ̄ 〉{ ̄\ ′  ̄ [ 〉 !\__/ {___/] { |`¨¨´ ′ __ ′ \/「\/ \ { 丨 , /⌒, \ {Σ|\_\ \{_ : /゙ /(___,.ノ\} Z| {└{\ \  ̄^¨^ ヽ ¦ ′ { ./゙ . /-=ミ \)i/{⌒L..,  ̄ ̄\ }‐- , ! 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' {_/ [/(; r‐-=ミ, \ ;ノ゙ )ハ| [i `ニ=‐-弌_ }> 、ヾ゛ 丿 `\__,ノ) 〈_ _/ \}  ̄ ̄ 〈_/ 丿 【名前】鬼人正邪(AA出典:『東方project 輝針城』より「鬼人正邪」) 【トレーナーステータス】 指示:C= 平均的な指示力。 育成:B(D)= 低めの育成力。BDによって上昇している 統率:B= 高水準の統率力。 能力:A= 「逆」を司る異能を持つ。 【固有ポテンシャル】 『地を仰ぎ天に平伏せ」… 鬼人正邪の固有ポテンシャル。 味方が先発(死に出し)で場に出る時、《 フィールド効果 》として全体の場に展開する。 タイプ相性が反転する「さかさバトル」になる。(抜群は今一つ、今一つ・無効は抜群に変更) 味方は低確率で「こうかはばつぐん」技のダメージを半減する。 『俊兎は鈍亀に追いつけない』 鬼人正邪の固有ポテンシャル。 味方が先発(死に出し)で場に出る時、5Tの間、場を「トリックルーム」状態にする。 +【さかさバトル相性表】 【さかさバトル相性表】 さかさバトル相性表 抜群→いまひとつ/いまひとつ・無い→抜群 ※wikiだとAAがずれる┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┃攻↓ / 防→ / ●弱(×2) △半(×0.5)┣━┳━┯━┯━┯━┯━┯━┳━┯━┯━┯━┯━┯━┳━┯━┯━┯━┯━┯━┳━┓┃ ┃ ノ│炎│水│電│草│氷┃闘│毒│地│飛│超│虫┃岩│霊│竜│悪│鋼│妖┃ ┃┣━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┫┃ノ ┃ │ │ │ │ │ ┃ │ │ │ │ │ ┃●│●│ │ │●│ ┃ ノ┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃炎┃ │●│●│ │△│△┃ │ │ │ │ │△┃●│ │●│ │△│ ┃炎┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃水┃ │△│●│ │●│ ┃ │ │△│ │ │ ┃△│ │●│ │ │ ┃水┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃電┃ │ │△│●│●│ ┃ │ │●│△│ │ ┃ │ │●│ │ │ ┃電┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃草┃ │●│△│ │●│ ┃ │●│△│●│ │●┃△│ │●│ │●│ ┃草┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃氷┃ │●│●│ │△│●┃ │ │△│△│ │ ┃ │ │△│ │●│ ┃氷┃┣━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┫┃闘┃△│ │ │ │ │△┃ │●│ │●│●│●┃△│●│ │△│△│●┃闘┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃毒┃ │ │ │ │△│ ┃ │●│●│ │ │ ┃●│●│ │ │●│△┃毒┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃地┃ │△│ │△│●│ ┃ │△│ │●│ │●┃△│ │ │ │△│ ┃地┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃飛┃ │ │ │●│△│ ┃△│ │ │ │ │△┃●│ │ │ │●│ ┃飛┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃超┃ │ │ │ │ │ ┃△│△│ │ │●│ ┃ │ │ │●│●│ ┃超┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃虫┃ │●│ │ │△│ ┃●│●│ │●│△│ ┃ │●│ │△│●│●┃虫┃┣━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┫┃岩┃ │△│ │ │ │△┃●│ │●│△│ │△┃ │ │ │ │●│ ┃岩┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃霊┃●│ │ │ │ │ ┃ │ │ │ │△│ ┃ │△│ │●│ │ ┃霊┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃竜┃ │ │ │ │ │ ┃ │ │ │ │ │ ┃ │ │△│ │●│●┃竜┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃悪┃ │ │ │ │ │ ┃●│ │ │ │△│ ┃ │△│ │●│ │●┃悪┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃鋼┃ │●│●│●│ │△┃ │ │ │ │ │ ┃△│ │ │ │●│△┃鋼┃┠―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂―┼―┼―┼―┼―┼―╂─┨┃妖┃ │●│ │ │ │ ┃△│●│ │ │ │ ┃ │ │△│△│●│ ┃妖┃┣━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┿━┿━┿━┿━┿━╋━┫┃ ┃ ノ│炎│水│電│草│氷┃闘│毒│地│飛│超│虫┃岩│霊│竜│悪│鋼│妖┃ ┃┗━┻━┷━┷━┷━┷━┷━┻━┷━┷━┷━┷━┷━┻━┷━┷━┷━┷━┷━┻━┛ 【SP】 ! | l | | | | | ! | ! .! l .! ! ! ! ! ! i | .! i ! i ! ! ! ! | i .! ! | l l │ .! | ! ! i | | i | !_l_,斗 | | | │ .! | |゚, | | | |、 _> ゚ ニ= | ! i | | └‐┴┴弌V____」」 Ll Vム斗r━=t ァ'ア/ | ! l .! ! ! | ! ≦━━t┳ァ `≧ー‐ 彡' .! .! | l .!,゚ l ∧ ` ー-彡' | .! .! ' ,リ | ∧ | .! リ i , ,リ || !∧ ┃ i リ ,リ , / ||l | ゚, ∧ ┃ l ,リ ,リ,リ / ||∨! , ∧ 〈k _,.。‐ , ,リ /! || { | l ゚, l 、 / ,゚,リ / | || ∨ .!V / \ \_,.。-┬┬┬t / / / | || { レ' \ ` <x _!_ {。< / ./ .|_ リ レ'´ \ / ./ 》 ヽ \ / ./ / } ∧__/ ./ x≦ ∧ { ∧∨/ /xく ∧ ∧ ∧∨/ _,.。<゚ ∧_ r 」 ¬Y´¬ー 、 / ≧x 【名前】平子真子(AA出典:『BLEACH』より「平子 真子」) 【統率】A+… アヴェンジャーの追加任命が可能。 【サポート効果】 『へ界世のまさ逆そこうよ』… 平子真子のサポート効果。 低確率で相手の技の優先度の「+」を「-」に反転する。 【BD】 _................_ _... '´ ` .ヽ. / / / / \ / / / / / \. / ! / ノ / ヽ j | l / //;ハ / /j . ',. ノ /| -|‐/ ̄| ト |、 / / / } .i /! / . | | /!/ { |ヽ! / / / ./ . .! ノィ . .、 .| /! ! lz==ミ从 レ' ,.ィメ/ . . .| | . . . j;| .{ | | . |7 ∠/ノ1/ . .ノ j ! . | . . . .`| |、 .|\、_人 7`゙ヽ /ィ ./ ./ j;八ハ . . .! i | i\! / ̄ヽ {l / . .j .{ノ _..-V=!| |、 { ノ =イ . ./ ハ! / / 、 | \ `二 イ .,ィ´ . / / / /  ̄` ヽ\! //j;/V{_ {ハ ノ . j ミ、ヽ. { / \\\.r┼-- `!ヽ ./ ☆. i/ \ ヽ ヽ \!ー- Vノ. | \ i i \ヽ \ 【名前】山田真耶(AA出典:『IS』より「山田真耶」) 【育成】A… 卓越した育成力 【手持ちのポケモン】 、_、 、 _>  ̄ ̄~`ヽム_ ´/ / / 弋、 イ"フ / イ 从 ハ ヘ ` _ fi イ" イ 从 ∧! ', i!⌒ク ノ リ Eミ- ̄⊥ | "! !不!f歹 '"-xレイノ / ヽニ/´ . .弋__ ゝ i l ゞ歹ノ ( ゝ、 . . . . . .=~ヘイヽ'=' _, ィ="` ` `ヽ . . . ./" 从Y,」ニニ二Σ `ヽi . . . . .}/ r ̄>', ̄ ̄ヽ、 寸 . . Oイ . . . . . / . . . >―弋 j . . . . . . . . . . . . i . .///>―ヽ、 ノ . .O . . . . . . . . ヽ'///. . . . . . . .ハ ノ . . . . . . . . . . . . . イ//く . . . . . . . . . . . .>x.... />< . . .O . . . . . . . / \イ/ヽ . . . . . / ̄ ̄ ̄ヽ、 イ. . . . . . . . . . . . . . . . . . イ ` ̄', . ./ " ̄ ̄>x、i ,―― 、 イ . . . . . . . .O . . . . . . . . . .{! i 人ー" " γ ___) ,' . . . . .>"/ . . . . . . . . . . 八 __ レ'― _ ー― 孑" レ"/ . . . ./ . . . . . . . . . . . . .イ 廴_ `~´ ヽ__ __ -- イ i . . . ./ . . . . . . . . . . . .イ} `>イ _/ ,イ l/ | . . . . ̄~大 ̄ ̄" . .| rイ /フ /~,' ! | . . . . . ./ マ. . . . . . . ! 廴, イ ", '" / ,; .| | . . . . ./ マ. . . . . . .! / / .! .! ノ . . . .イ .マ. . . . . .| ,' / | | ソ. . . . .〉 マ. . . .∧ ゝ-イ 乂__ノ 【名前】球磨川禊(AA出典:『めだかボックス』より「球磨川禊」) 【タイプ】あく/どく 【特性】きあい… 体力が満タンの時、必ず耐える。 稀に気合いで相手の攻撃を耐える。 【もちもの】 【技x6:イカサマ、だましうち、どくづき、じたばた、パワーシェア、こらえる】 こうげき:C+ ぼうぎょ:B とくこう:E- とくぼう:B すばやさ:E- 【ポテンシャル】 『不動のエース』… 「ここぞ!」という時、全能力値が上昇し、技のクリティカル率が上がる。 『負完全の大嘘』… 自身の体力が「皮一枚」の時、『ド根性』が必ず発動する。 『負完全の手孵』… 自身の体力が「皮一枚」の時、相手の特性を「あまのじゃく」に変更する。 『オールフィクション』… このポテンシャルを『気合い』として扱う。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対地回避』… 敵陣に「地」ポケモンがいる時、相手の「地」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対地耐性』… 敵陣に「地」ポケモンがいる時、相手の「地」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対地反撃』… 敵陣に「地」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『ド根性』… 中確率で相手の攻撃以外のダメージを無視する。 『カウントアーツ』… 「ここぞ!」という時、自身の「避」を強化(1.33倍)する。 『キラー』がいると発動しない。 l | ゝ _ / / } , -‐ 、 l | 〃 / / / } l | ; i i /⌒ 〈 , -―- '´ / _ i八 V i 〃 , -、 } / / } i ; i ヽ\ , 、 } ノ , '" ̄` ノ . -‐、 i; 丶ミ\,二ニ=' -<ヽ , '"´ ̄ `丶-‐= ⌒)´ ノ l! / `ヽ/ / / ; .._ -‐/ / /⌒ヽ r ´ ⌒) " -‐ ̄ / /{ ー' ノ / ム, / ゝ.,_ _/ ァ…'´ 〃V _,ノ { {\  ̄ /∟. ,_ /じY^\ _ / し} ', ', ヽ __彡 , -‐- 、 `丶、 { じノ^ヽ 丶\ノ 〃, -‐ 、 ', ) \ ⌒ヽ } ヽ \ { 、__. j. } / 丶..,_ ノ.イ 丶丶 .._ゝ. __/ ノ'"´ }二ニ≡´-―'‐ / ` ー---‐ァ'"´ / _/ /へ _ _/ └く \ /  ̄ 丶 _]____,/ )_/ 【名前】デルタタブンネ(AA出典:『ポケットモンスター』より「メガタブンネ」) 【タイプ】フェアリー 【特性】さいせいりょく… 交代すると体力の1/3回復する。 【もちもの】 【技x5:マジカルシャイン、うさぎとび、ほしがる、かたきうち、トリックルーム】 こうげき:C- ぼうぎょ:A とくこう:C+ とくぼう:A すばやさ:D 【ポテンシャル】 『アヴェンジャー』… 死に出しで場に出た時、自身の任意の能力値をぐーんと上げる。 『デルタ種』… 「タブンネ」のδ適応種。 『オールドタイプ』を無効化する。 『多聞妖の脱兎』… 場が「トリックルーム」状態の時、相手の「おいうち」効果を持つ技の威力を半減する。 『多聞妖の鈍亀』… 場が「トリックルーム」状態の時、相手の技の優先度を「-1」する。 『デルタフォース(ノ)』… 自身のタイプ不一致の「ノ」技の威力を強化(1.5倍)する。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対毒回避』… 敵陣に「毒」ポケモンがいる時、相手の「毒」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対毒耐性』… 敵陣に「毒」ポケモンがいる時、相手の「毒」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対毒反撃』… 敵陣に「毒」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『戦闘続行』… 低確率で相手の技のダメージを自身の行動後に持ち越す。 『リターンヒール』… 味方と任意交代する時、中確率で味方の体力を1/4回復する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『タブンネの逆襲』… デルタタブンネ専用ポテンシャル。 死に出しで場に出た時、自身の「攻/特攻」をトレーナーの能力と同ランクにする。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz ,、‐'"´ ``ヾ;、 ,イ´ `ヾ、 ,イ `ゞ,. ,イ lli ,イ il| |li //r‐-ill| |lli ,r'"´. . . . . . . . . ill| |lli /. . . . . . . . . . . . . . .ill| |lli ,!. . . . . . . . . . . . . . . . ill、 i|ll |. . . . . .. . . /^i. . . . . .`ゞ、 ノiil ,!. . . . . i、 / | . ノiヽ. . /i `ヾ、 ,イk゙´ /. . . . . .| ''ーt-、、 !/ / j j. `ヾ , ィ´'´ ヾ、「ヽj | ‘ヾ,、 ,イ‘」 l. _,レ ゝiilk ,rー‐-ゞ、ノ `フ ̄´ r、 i/ーj r‐、j -、 `フ´ √i 、,,___Yノ ,j / ,! ノ V⌒、 -、\‐-r‐'7´¨ ,ト、 `ー┴i レ | / i ト、 `, ヽ | `丶、 __,! l | / ,! ,! i i `| l / `ー' / /,/ ,! ヽ ヽ / | \ 〉、 / ̄`ヽ ``ー-、 \ / ,イ、 _, -‐''´ i \ \ ,/ / ``ー--‐'´7`ヽ | \ ,ノ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` i ヽ ヽ /、``ー- 、、 _,, ; lー-、_ `, i __,ィi ト、 ,! ゝー-、! ,r'´ l ヾヽ--‐─´`'' ' ノ | 【名前】ヤムチャ(AA出典:『DRAGONBALL』より「ヤムチャ」) 【タイプ】くさ/かくとう 【特性】わるいてぐせ… 直接攻撃を受けた時、相手の持っている道具を奪う。 【もちもの】 【技x5:シャドーボール、エナジーボール、フライングプレス、はどうだん、ふるいたてる】 こうげき:B ぼうぎょ:B とくこう:B とくぼう:C すばやさ:C 【ポテンシャル】 『エースキラーα』… 『エース』に与えるダメージを強化(1.5倍)する。 『エース』の「防/特防」の上昇(強化)を無視する。 『飲茶の繰弾』… 自身の「間接技」が命中しなかった時、低確率で一番最後に追加攻撃を行う。 『飲茶の狼牙』… 自身の「直接技」が命中しなかった時、低確率で一番最後に追加攻撃を行う。 『ドラゴンボール』… 「龍」ポケモンを倒した時、自身の体力を1/2回復する。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対飛回避』… 敵陣に「飛」ポケモンがいる時、相手の「飛」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対飛耐性』… 敵陣に「飛」ポケモンがいる時、相手の「飛」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対飛迫撃』… 敵陣に「飛」ポケモンがいる時、低確率で自身の技のダメージが2倍になる。 『戦闘続行』… 低確率で相手の技のダメージを自身の行動後に持ち越す。 『チャレンジ』… 敵陣に『エース』がいる時場に出ると、T終了時まで自身の技の優先度を+1する事が出来る。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『必中追尾』… 専用ポテンシャル。 1/試/先行 自身の技に「おいうち」効果を付与し、相手に「必中」させる。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz r' ̄i , - 、 ゙‐- ' { } r'⌒', `‐-‐' r'⌒', !、_丿 ◯ ヽ-‐' ___ r'⌒', ,,r-‐' `''ヽ、 ○ `‐-' / \ , 、 ,,/ r‐、(・) (・)_ '─--、,, ,,r-─(_) ヽ、`── ' ノ i⌒) `, ( `'‐──‐'´  ̄ ,r‐  ̄つ '⌒' ,r─‐‐'' (´ ,r──'  ̄ ゙̄'───--------‐' 【名前】はぐれメタル(AA出典:『Dragon Quest』より「はぐれメタル」) 【タイプ】はがね 【特性】ふしぎなまもり… 「こうかは ばつぐん」でない技のダメージを受けない。 【もちもの】 【技x6:こうそくスピン、とんぼがえり、はめつのねがい、すてぜりふ、きんぞくおん、こらえる】 こうげき:E- ぼうぎょ:S とくこう:C とくぼう:S すばやさ:AA 【ポテンシャル】 『エースアシストα』… 場を離れる時、味方『エース』が最初に繰り出す技の威力を2倍にする。 『逸鋼の逃走』… 相手の攻撃を受けると味方と任意交代する事が出来る。 『逸鋼の根性』… 1/試 場に出た時、「こらえる」状態になる。 『ドラゴンクエスト』… 相手が「龍」技を繰り出す時、中確率で相手より先に行動する。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対地回避』… 敵陣に「地」ポケモンがいる時、相手の「地」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対地耐性』… 敵陣に「地」ポケモンがいる時、相手の「地」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対地反撃』… 敵陣に「地」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『ド根性』… 中確率で相手の攻撃以外のダメージを無視する。 『リターンヒール』… 味方と任意交代する時、中確率で味方の体力を1/4回復する。 ,イ / i ィ , -‐/ ト、 | // |/// / ト、 ! ヽ /|//. | / /,. -ァ | ヽ | ヽ |/ | / -'──=フ _ 、 \ / ___ `ヽ、`ヽ、ヽ /  ̄ // \ `\ ヽ、 _ // ∠__ |ヽ ヽ\ヾ、ヽ ハー、 / /-─‐ァ´ ヽ 、 ヽ、 \ヾ\\ヽ / /,.ヘ l i// / / \`` 、V、ヾ、\、.\V//彡ヽ! !// // ニ=-_ \ヽヾ ト ``` '""´ l | |`'ソ/ / /r─-、_ __>-_`l! | |ノ_ ノ / イ-、|─-、」 >‐=‐_-‐、_,.、 `ヽ、 lハ| 一‐_- 、 _,. -リ| ,!/^! /´``''ー<__ >(iコ__, 〉 n \ぃ ヽ‐-,ニ..ヽ (,/,.ニノ-ァ |ノ/∠ /`''<__ >-、_ /ハ `'i、.`ー`=' ` ´-`='‐′ i,/r '´ { , '' `''< >.〈_|| ヽ. ムヘ / 〈 } _二つ<_ `i 二ニ=、.ノlヽ. 、,. , イ、リヾ. ! r '''''"´ <===`''<ノ _..ニ-‐ニ_,..ノ\ ー--─一' .//l| 、``'‐、_ i | ``''ヽ、. //-ー7^/´ / ∧ヽ、 _ ,. '´ // ! ! ヽ、_ | | ┌‐ ||//;|;; ;; |. / / i // | | `` ''‐- 、_ | h-┐ | ,`'"; | ;; ; | / / iヽ ,,,, /./ | | \ _| __,/ノ. .ヽ /! ;;;, | ;;;, ; |/ i !ヽ '''' / / | | / /_レ'´ _/.. ...YVー-' . | ,;;;; | ; |;;, | i \/ / ! ! /、フ´一‐'´ . ! ;; ヽ. ヽ | ヽ / / | | ,;;; / ヽ ! ヽ ヽ| ヽ/ | ;;; ;;; / \ 【名前】日番谷 冬獅朗(AA出典:『BLEACH』より「日番谷 冬獅朗」) 【タイプ】こおり/ゴースト 【特性】おおきなつばさ… 全体技の威力を強化(1.5倍)する。 宙に浮かび上がる。 【もちもの】 【技x6:アイスブレード、ふぶき、シャドーエッジ、きりばらい、のろい、みきり】 こうげき:A- ぼうぎょ:D とくこう:C とくぼう:C すばやさ:B- 【ポテンシャル】 『氷輪丸の氷雪』… 自身の「氷」技が急所に当たりやすくなる(C+1) 『氷輪丸の紅蓮』… 自身の「氷」技が急所に当たりやすくなる(C+1) 『氷輪丸』… 自身の「氷」技が急所に当たりやすくなる(C+2) 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対岩回避』… 敵陣に「岩」ポケモンがいる時、相手の「岩」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対岩耐性』… 敵陣に「岩」ポケモンがいる時、相手の「岩」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対岩反撃』… 敵陣に「岩」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『戦闘続行』… 低確率で相手の技のダメージを自身の行動後に持ち越す。 _____ /, -――/ __ // /___ トrー\ // l「_マ\ |l| \ // ll二V》\ |l| l // ___ _ll弖=V》 \ 、 r┐//___ | // |r‐r‐r‐ヘ}レ‐r /ー‐V》 \\〔〕イ ___ l| | // レレレヘ 〉<二ヽー'V》 ΛゞY了{イ/ l| | r―‐┐ // _______{⌒ムイ / /__/ー‐V》-/ /〉ゝイL{/ ヽ/〉ー/――ト 、 // __/ // / \___/ /〉 l\l__l/Λ∨》⌒ヽハ Y ∠\ \\. // / // / ヽ∠/┬┬┴‐く// V》Λ ∨ー{__〈r\\_∠\ト、 /ー' _/ , -―――/ 〈 | {ニニ=‐〈_/!エエ\/〉、 | }`}二>_/\ \〉 ⌒ー/ // / ̄´ \/ _ ゝ、/ ̄´/¨7ーr'/| |〈二>一}_l_/\_〉. / // / /〉〉∠二ニニ}ーl‐'7 l | {_}_}/\}. / // / __ ∠// ///、 |\l-〈\ \| {/\{ / // / \ \ ∠// // \〉二Y \\ //l\〉 ,. -―――――――――――r―\_,\ 〈__〈/ 〈〈\ / /、//〉 __/ ̄/ Λ/. <>―――――――――――<> _o  ̄匸 ̄匸 ̄匸 ̄匸 ̄匸 ̄匸 ̄匸r‐'7⌒ Λ_/_/. ` ー――――――――――/ /∠二二∠二二∠二二∠二二∠二∠二∠>ー‐' , ′ /  ̄ ̄ / 、 / / ∨/ ハ \/ 〉 / / /l / // X / r‐lヽ / /二ニ=‐ァ´ ̄ ̄二フ ∠ ´ / il r‐┴f // / / r‐/ 〈 \/__/ー'  ̄´ / { / / ヽ ̄ / / 〈 ヽ _/ ̄二> / i/ 〈/ ̄〉/ 〈__ト、 `ー' 〉  ̄´ 厶ィ´ ̄ \ / ヽ_>―r‐' 〈_/三\ ヽ/ }Λ Λ /// 、〉 / └ ヽ/Λ / // / / / \/ Λ / /〈 \ /¨´ `¨¨´ / \ヽ/ 〈 // `¨¨´ 【名前】ガンダムエピオン(AA出典:『新機動戦記ガンダムW』より「ガンダムエピオン」) 【タイプ】ほのお/かくとう 【特性】きんちょうかん… 戦闘中、相手は消費する持ち物を使用出来なくなる。 【もちもの】 【技x6:せいなるつるぎ、しんぴのつるぎ、ほのおのまい、のろい、ひばしら、みきり】 こうげき:B ぼうぎょ:B- とくこう:B とくぼう:B- すばやさ:B- 【ポテンシャル】 『鬼人』… 先発で場に出ると、「こうげき」が上がる。 『決闘機の決闘』… 先発で場に出た時、自身と相手を「くろいまなざし」状態にする。 『決闘機の対決』… 相手が「くろいまなざし」状態の時、相手の技の「とんぼ」効果を無効化する。 『ゼロシステム』… 1/試/自動 相手の「強制交代」技を無効化する。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対地回避』… 敵陣に「地」ポケモンがいる時、相手の「」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対地耐性』… 敵陣に「地」ポケモンがいる時、相手の「」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対地反撃』… 敵陣に「地」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『戦闘続行』… 低確率で相手の技のダメージを自身の行動後に持ち越す。 『回復薬』… 1/試/自動 「まもる」等の技で相手の技を無効化した時、自身の体力を1/4回復する。 備考 相性反転・速度反転バトルを強要する固有を軸に置いたPT。選手たちは敗北者のイメージ
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目次 稼動中スレッド本スレッド 避難所 最終更新日時:2008年09月23日 (火) 22時50分56秒 稼動中スレッド 本スレッド 【高速道路専用】道路交通情報★14 パソコン ⇒http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/trafficinfo/1218680570/ 携帯電話 ⇒http //c-others.2ch.net/test/-/trafficinfo/1218680570/i 避難所 全国道路交通情報 パソコン ⇒http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/3005/1148404437/ 携帯電話 ⇒http //jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/news/3005/1148404437/
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主にヒロイン論争で対抗のヒロインキャラ(薫・巴)もしくは●信者●アンチと 罵倒しあっている流れが当たり前の様に行われているものが 本筋の話が出来る可能性の少ないスレッドです しかし すべてのるろうに剣心関連スレッドがそうではありません 手っ取り早い見分け方は テンプレです 【例その1】 引用元【るろうに剣心】和月伸宏総合スレ【151幕目】 1 :作者の都合により名無しです:2011/03/09(水) 01 17 54.31 ID k/785XvY0 ( ゚д゚) ここは何なんですか?あなた ( ̄ー ̄メ) 懐漫画板のるろうに剣心スレが薫信者(通称薫教団)の侵略により 壊滅に陥ったため、避難を兼ねて移動した本スレでござるよ巴 基本的に原作以外の(OVA、アニメ)ネタもおkでござるよ 熱くならずにマターリと話し合って欲しいでござる 前スレ 【るろうに剣心】和月伸宏総合スレ http /〜 るろ剣パクリ一覧表 ○【オリジナル】 弥彦、由美、方治、縁、尖角、乙和 ○【歴史人物そのもの】 斉藤、桂、高杉、山県、大久保 △【歴史人物モデル】 剣心(河上彦斎)、蒼紫(土方)、宗次郎(沖田)、武田観柳(斎) △【現代人物モデル】 安慈(アンジー)、外印(△現代 エド・ゲイン) *******************(ここまではパクリとは言わない)********************** ×【幽白からのパクリ】 薫(ボタン) 「総合スレ」のテンプレとは通常 作者の作品履歴や公式HP これからの活動などが書かれているものです 1からこのように公平でない偏った情報のテンプレがあるスレは 論争を繰り広げる人物(達)にスレッドは掌握されている =まともにるろうに剣心の話が出来ないスレである可能性が非常に高いです 知らずに論争を繰り広げる当事者と違う意見をレスしようものなら 「対抗ヒロイン信者」「荒らし」など数々のレッテル張りと罵倒の言葉を受けます いくら違うと言っても聞き入れません アンチスレに誘導しても無駄です 1がまともに機能しているスレでも ヒロインの名前を出した途端 スレを潰すまで罵倒合戦が繰り広げられる例もあります 愉快犯が他のスレに誘導し そのスレに沿った話が出来ないまでに壊滅させられたスレッドもあります 最初の方で罵倒合戦に飽きたのか ローカルルールに抵触したり板違いにもかかわらす作られ 放置されているスレッドもあります (そこを「平和にるろうに剣心の話がしたい」という住人がリサイクルで利用している例もありますが 稀です) 実況など一瞬で消えるスレッドほど 平和な確立が高いです
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